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スペインのバンキア、公的資金1.9兆円注入を銀行基金に申請へ

スペイン政府が今月初めに国有化し た同国銀行3位のバンキア・グループは、不動産融資とそれ以外の融資 の引当金を準備するため、190億ユーロ(約1兆9000億円)の公的資金に よる追加支援を申請する。

上場部門であるバンキアが25日の取締役会終了後に監督当局へ提出 した資料によれば、同グループは、スペインの銀行再建基金に対し、親 会社であるBFAの株式購入を通じて資金注入を行うよう求める。政府 から既に求められている引当金に加えて、不動産の損失に備えて40億ユ ーロ、他の融資の引き当てのために55億ユーロの追加資金が必要になる としている。

バンキアの資金繰りの行き詰まりは、スペインの銀行の健全性をめ ぐる不安に拍車を掛け、債務危機に苦しむ政府の借り入れコストを押し 上げている。BFAの支援コストは、政府が最初の救済で投じた45億ユ ーロからさらに膨らむことになるが、デギンドス経済・競争力相は11 日、金融業界全体の支援に必要な公的資金が150億ユーロを下回るとの 見積もりを示したばかりだった。

大和キャピタル・マーケッツのエコノミスト、トビアス・ブラット ナー氏(ロンドン在勤)は25日の電話取材に対し、「われわれが最初か らずっと指摘してきたようにバンキアは氷山の一角にすぎない。金融シ ステム全体にとって重要な巨大金融機関であり、適切に対処することが 求められる」と述べた。

原題:Bankia Group to Seek EU19 Billion From Government to Restructure(抜粋)

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