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欧州債(25日):フランス10年債利回り最低-スペインは下落

25日の欧州債市場では、フランス10 年債が値上がり。利回りは過去最低を付けた。欧州債務危機からの逃避 先としてドイツ債よりも利回りが高い債券として買いを集めた。

仏10年債相場は2008年以来最長の連続高となった。仏紙パリジャン が24日、非課税預金「リブレA」の上限を政府が引き上げる可能性があ ると報じたことも相場の支えになった。同預金を取り扱う銀行の国債投 資需要が高まるとの見方につながったためだ。スペイン債は下落。地方 政府が市場で資金調達できなくなる恐れがあるとの懸念が広がった。ド イツ債利回りは前日更新した過去最低に近い。

ロンドン時間午後4時29分現在、仏10年債利回りは前日比2ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.52%。一時は2.422% と、ブルームバーグが1990年にデータ収集を開始して以来の最低を付け た。同国債(表面利率3%、2022年4月償還)の価格は0.215上 げ104.205。これで利回り低下は8営業日連続となり、08年11月以来最 長。

仏5年債利回りは2bp低下の1.35%。一時は1.27%まで下げ、前 日に続き過去最低を更新した。30年債利回りは2bp上昇して3.21%。 今月18日以降は33bp低下となった。

仏10年債のドイツ債に対する利回り上乗せ幅は月初から15bp縮ん で114bp。昨年11月にはユーロ導入来最大の204bpに広がっていた。

ギリシャのユーロ離脱懸念が高まる中、域内で安全な逃避先を求め る投資家は、利回りが既に著しく低下したドイツ以外の国債に目を向け ている。INGグループの先進国市場債券責任者パドライク・ガービー 氏(アムステルダム在勤)はこの日の顧客向けリポートに、「ここ2日 間は、中核国ないしそれに準じた国の債券の劇的な値上がりが市場の動 きを独占した」と指摘し、フランスやオーストリア、ベルギーが比較的 安全な投資先と見なされていると付け加えた。

ドイツ10年債利回りは1.37%。前日は過去最低となる1.351%まで 下げた。

スペイン10年債利回りは15bp上昇の6.31%。2年債利回りは一 時16bp上げ4.35%と、昨年12月13日以来の高水準となった。

原題:French Yields Drop to Record as Spanish Bonds Slide on Regions(抜粋)

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