EUがアルゼンチンをWTOに提訴-YPF国有化も引き金

欧州連合(EU)はアルゼンチンの 輸入制限は国際貿易機関(WTO)のルールに反しているとして、同国 をWTOに提訴した。アルゼンチンはスペインの石油会社レプソル YPFの子会社を国有化しており、これに対するEUの反発が浮き彫り となった格好だ。

ガラス製品からフードプロセッサなど幅広い外国製品を対象とする アルゼンチンの輸入制限を問題視した今回の提訴は、フェルナンデス大 統領の保護主義的政策に対するEUの懸念拡大を反映している。アルゼ ンチンは4月にレプソルの子会社YPFを政府管理下に置いたが、これ についてEUがWTOに提訴することはできない。

デフフト欧州委員(通商担当)は25日、輸入制限は「欧州や他の地 域の経済を犠牲にアルゼンチン経済を押し上げようとする不公正かつ保 護主義的な貿易慣行」の一つだとして非難。「輸入措置に関するEUの WTO提訴はアルゼンチンのレプソルをめぐる件とは別だが、EUはア ルゼンチンの広範で体系的な経済上の制限措置に対応している」とも付 け加えた。

アルゼンチンはこの日は祝日のため、ジュネーブの同国代表部から のコメントは得られていない。同国は2008年以来、政府の許可制とする 輸入品目を増やしている。

原題:EU Challenges Argentine Trade Curbs at WTO After YPF Seizure (1)(抜粋)

--取材協力:Jonathan Stearns、Rebecca Christie.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE