コンテンツにスキップする

ドイツ首相、ユーロ圏債務共有で譲歩も-伊首相が「孤立」指摘

ドイツのメルケル首相はユーロ圏諸 国の間で債務を共有することについて、譲歩する可能性がある。イタリ アのモンティ首相は欧州の「共通利益」のために行動するよう、ドイツ を説得するのに尽力できると発言した。

メルケル首相はユーロ圏17カ国が共同で発行する債券をドイツが保 証することを拒否しているが、多くのユーロ参加国や国内野党からの圧 力は高まっている。ドイツの野党は24日、債務の共有化について別の案 を示してメルケル首相から譲歩を引き出した。

この案は欧州償還基金というものを作り、経済改革を憲法で定める 国に対して債務を国内総生産(GDP)の60%未満に引き下げるための 支援を提供するもの。独政府と野党は同案について6月13日に協議する ことで合意した。

バークレイズ・キャピタルの欧州チーフエコノミスト、ジュリア ン・キャロー氏は「『古典的な』ユーロ共同債についてはドイツの全て の政党が反対を堅持している」が、償還基金の案のようなより狭い意味 の共同化については「何らかの条件や共同の財政政策を伴うならば」支 持は広がりつつあるもようだと述べた。

23日の欧州サミットでは、メルケル首相がユーロ共同債の検討を拒 否し他の首脳らと衝突した。モンティ伊首相によれば、共同債に関して メルケル首相は少数派だという。モンティ首相は24日にイタリアのテレ ビ局La7とのインタビューで、「欧州は近いうちにユーロ共同債を持 つことができる」と語った。

原題:Merkel Considers Debt-Sharing Plan as Monti Says She’s Isolated(抜粋)

--取材協力:Stefan Nicola、Simon Kennedy.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE