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ユーロ圏のせいにするな、英首相に非難ごうごう-景気悪化で

キャメロン英首相に一段の景気刺激 を求める圧力が再び高まっている。英国のリセッション(景気後退)が 当初見積もりより深刻であることが経済指標で示されたからだ。

首相の政敵は、景気悪化は行き過ぎた緊縮策の結果であり、ユーロ 圏危機が原因ではないと主張。企業ロビイスト団体やエコノミストは、 景気下降で投資は期待できず、税収減に伴い赤字削減が一層困難になり かねないと指摘した。

英国は首相報道官が「生涯最悪の金融・債務危機」と呼ぶ状況から 脱するのに苦戦中で、キャメロン首相は有権者の支持を失いつつある。 1-3月(第1四半期)国内総生産(GDP)は前期比0.3%減少に改 定され、速報値の0.2%減から悪化。これで2年前に保守党主導の政権 が誕生して以来、0.3%しか経済成長していないことになる。

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのパトリック・ダンリー ビー教授(政治学)は「戦略が機能していないために首相は圧力にさら されている」と語った。

労働党のチュカ・ウムンナ議員は英議会で、「成長を生まない現実 逃避の政権だ」と批判。「彼らは企業に責任を押し付け、そこで働く人 々を責めている。そして今度はユーロ圏にその矛先を向けようとしてい るが、ドイツやフランスはリセッションに陥っていない」と述べた。

原題:Cameron Urged to Prepare New Growth Push as Slump Deepens (1)(抜粋)

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