今日の国内市況(5月25日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●TOPIX反落、欧州懸念で景気敏感株安い-77年来の8週連続安

東京株式相場は値下がり銘柄が優勢となり、TOPIXが小幅反 落。ギリシャ情勢など根強い欧州債務懸念による業績の先行き不透明 感から、鉄鋼や非鉄金属など素材関連、海運、商社、電機といった海 外景気に敏感な業種が下げた。

半面、食料品や医薬品など景気変動に左右されにくいディフェン シブ関連業種は堅調。小売株のほか、投資資金流入による市況改善期 待で不動産株も上げるなど、相対的に内需関連が指数を下支えした。

TOPIXの終値は前日比0.14ポイント(0.02%)安の722.11。 一方、日経平均株価は17円1銭高の8580円39銭と小幅に続伸した。 いずれも週間ベースでは8週連続安で、ブルームバーグ・データによ るとTOPIXは1977年11月以来、34年半ぶりで、日経平均は92 年5月以来の連続下落記録となった。

●債券続落、超長期債が午後一段安-日銀基金買い入れで札割れ回避

債券相場は続落。前日の20年債入札が低調な結果に終わって需給 悪化懸念が強まり、米国債相場は下落し、国内株価の下げも一服した。 現物市場では超長期ゾーンが一段安となり、相場全体を押し下げた。

現物債市場で、前日入札された20年物の136回債利回りは午後3 時過ぎに前日比3ベーシスポイント(bp)高い1.69%に上昇。新発20 年債としては2日以来の高水準を付けた。30年物の36回債利回りは 5bp高い1.85%と、4月27日以来の水準に上昇。長期金利の指標と なる新発10年物の322回債利回りは1bp高い0.875%で開始。いった ん横ばいの0.865%に戻したが、午後3時過ぎから2bp高い0.885% と、2日以来の高水準で取引された。

パインブリッジ・インベストメンツ運用本部の松川忠債券運用部 長は「20年債入札は事前に買われていたこともあり、投資家の需要が 弱く、在庫が重い状況となり、需給が崩れてきた感じ」と説明した。

●ユーロが10年7月以来の安値圏、域内景気懸念で

東京外国為替市場では、ユーロ・ドル相場が1ユーロ=1.25ドル 台前半を中心に、2010年7月以来の安値圏で上値の重い展開が続いた。 ユーロ圏の債務問題が長期化する中、域内景気の先行き不安が強まっ ており、ユーロ売り圧力がかかった。

みずほ総合研究所の武内浩二シニアエコノミストは、6月のギリ シャ再選挙まではこう着状態だが、「少なくともユーロ離脱の可能性が 払拭(ふっしょく)できない中で、やはり、積極的にユーロを買って いくような状況にはなりにくい」と指摘。ただ、ユーロの売り持ち高 が積み上がっている状況下で、何らかのきっかけで、ポジションの巻 き戻しに伴う一時的なユーロの反発局面もあり得るとも言う。

ユーロは前日の取引で一時1.2516ドルと、10年7月6日以来の 安値を付けた。その後、海外市場で1.2620ドルまで値を戻したものの、 この日の東京市場では1.2553ドルを上値に1.2519ドルまで下落。午 後3時45分現在は1.2550ドル付近で取引されている。

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