中国株は「今が底」-成績トップの運用担当者、上昇見込む

中国株で最も好成績を収めているフ ァンドマネジャーは、経済成長重視と国有企業に増配を促す政府の政策 が中国本土の株価を7-12月(下期)に押し上げると見込んでいる。

銀華基金管理の王琦氏は、人民元建て株式について楽観的な見方に 転じた。4月の中国経済統計が世界2位の経済大国の景気減速深刻化を 示したことで金融政策がさらに緩和されるとの期待が背景にある。王氏 は2011年半ばの半年に1度のファンド報告書では、株価が「レンジ内」 の取引に終始すると予想していた。中国政府は今月の米中戦略・経済対 話で、国有企業が配当を増やすと表明した。

王氏は電子メールによる24日のインタビューで、「株式相場は今が 底だ。金融政策の緩和に伴い上昇する可能性がある」と指摘。「配当の 支払いで義務的な規定の実施が可能なら、高い配当利回りを持つ銘柄も 出てきて、株式投資の魅力が高まる」とコメントした。

王氏が運用する「銀華中証等権重90指数分級証券投資基金」の運用 資産額は1-3月(第1四半期)時点で38億2000万元(約480億円)だ った。ブルームバーグがまとめたデータによれば、年初来のリターン (投資収益率)はプラス36%と、同種の投資信託693本の中で最高の成 績となっている。

上海総合指数は3月2日に付けた年初来高値の2460.69から4.5%下 落。中国経済の減速が進んでいると懸念されている。王氏は、人民元建 てのA株に楽観的になったことについて、「バリュエーション(株価評 価)がすでに比較的低い水準にあることや着実な経済成長を実現し、景 気の安定を維持する能力が政府にあることが理由だ」と説明した。

原題:China’s Top Fund Manager Sees Stock Gains on Pro-Growth Policy(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE