コンテンツにスキップする

ドイツも危機を助長、全てギリシャの責任でない-HSBC

ギリシャは現在、ユーロ圏の問題で 格好のスケープゴートにされているが、その責任を全てギリシャに押し つけるのはとんでもない間違いだと、英銀HSBCホールディングスの チーフエコノミスト、スティーブン・キング氏が英紙タイムズへの寄稿 文で指摘した。

キング氏は、ギリシャのほかにドイツなどにも責任があるとした上 で、ドイツの指導者は、危機などに助けられる形で輸出主導型の同国経 済が好調に推移したという事実を認めようとしないと指摘した。

同氏は、ドイツが短期的な恩恵を受けながら、危機を助長したと説 明。短期流動性が南から北へと移動する中で、ドイツの長期金利は極め て低い水準に急落し、その結果、他のユーロ圏諸国が財政緊縮を余儀な くされる状況においてもドイツ国内の信用は拡大したと述べた。

同氏は、ドイツではこの10年余りの間見られなかった不動産価格の 上昇が起きていると指摘。ユーロ導入前は、資本の逃避が起きた場合、 ドイツ通貨が急上昇し輸出を阻害したが、現在の状況では、「ドイツに とってほとんど対価を要しない棚ぼたの利益だ」と説明した。

原題:Germany Is Reaping Costless Gain From Crisis, Stephen King Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE