コンテンツにスキップする

中国経済に下振れ圧力、政策微調整へ-人民銀が報告書で表明

中国経済は下振れ圧力に直面してお り、世界の経済成長が鈍い中で中国当局は必要に応じ政策を微調整する -。中国人民銀行(中央銀行)が25日、年次報告書で表明した。

人民銀のウェブサイトに掲載された報告書によれば、消費者物価は 今年、「若干」上昇する見込み。報告書には人民銀の周小川総裁による 4月18日の発言なども盛り込まれている。温家宝首相と国務院の景気支 援重視を今週示唆したコメントには触れていない。

4月の貿易が伸び悩み、工業生産が低迷したことを受け、国務院は 今月23日、国内の需要を支えるため政策の微調整を強化し、需要喚起に 向け積極的な措置を講じる方針を示した。人民銀は今月、市中銀行の預 金準備率引き下げを再び実施した。

周総裁は報告書で、人民銀が「穏健(慎重)な金融政策を続け、マ ネーサプライ(通貨供給量)と融資供給を適切に調整し、社会全体の資 金調達を妥当な規模に維持する」と説明。「実体経済により良く寄与す るため与信構造を最適化する」と付け加え、これまでの発言を繰り返し た。

周総裁はまた、当局が中国経済を「着実で比較的速いペースの成長 軌道に乗せるよう導き、物価全体の基本的な安定を維持する」と指摘し た。報告書によれば、欧州の債務危機は悪化する可能性があり、欧州経 済が再びリセッション(景気後退)に陥る恐れがあるという。中国はマ ネーサプライと融資供給を調整するため、資金供給や金利、為替レー ト、預金準備率といった政策手段を活用する。

人民銀によると、中国は国境を越えた貿易・投資で人民元の利用を 拡大し、預金保険制度の確立を急ぐ。人民銀は海外機関による人民元建 て債発行を増やし、民間融資に加え、地方政府の資金調達事業体の監督 体制を改善させる。

原題:China to Fine-Tune Policies, Central Bank Says in Annual Report(抜粋)

--取材協力:Victoria Ruan.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE