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トヨタ:新興国で年100万台の販売を計画-新コンパクトカー戦略

国内自動車最大手のトヨタ自動車 は、2015年までに新興国で専用コンパクトカー計8モデルを展開し、 年100万台の販売を目指す。

トヨタの布野幸利副社長は25日、タイやブラジルなど急拡大が見 込まれる新興国の自動車市場でコンパクトカーを重点強化する戦略を 発表した。購買層はインドで10年末に投入した小型車「エティオス」 と同じ中所得者層以上を想定しており、価格帯は100万円前後かそれ 以上になると語った。

同時にアジアをコンパクトカーの生産・供給拠点に位置付け、タ イ、インド、インドネシアからアジア域内や中近東、中南米へも輸出 し、100カ国以上で販売する。一方、日本や米国への輸出は、現時点 では考えていないという。

一部で報道された50万円の価格帯の車を別ブランドで投入する 可能性について、布野副社長は「その価格帯はトヨタのカテゴリーで なく、今後も手掛けるつもりはない」と述べた。

トヨタは昨年3月に発表したグローバルビジョンで、新興国の販 売を伸ばし、販売比率が10年で日米欧60%、新興国40%だったのに 対し、15年にはそれぞれ50%にする計画を明らかにしている。

インドでは、エティオスシリーズの国内累計販売が5月22日に 10万台に達したと発表した。今年1-4月の累計販売は約2万8500 台。インド法人のトヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)の生産能 力は現在の年21万台から、来年31万台へ拡大する。TKMは今春か らエティオスシリーズの南アフリカ向け輸出を開始し、輸出台数は年 2万台を計画している。

トヨタはダイハツ工業と日野自動車を含む12年のグループ世界 販売で前年比21%増の958万台を計画している。

トヨタの株価は25日終値で、前日と変わらずの3065円。年初来 では19%の上昇となっている。

--取材協力:堀江政嗣 Editor:Hideki Asai、Tetsuki Murotani

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