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アテネやローマ炎上でも欧州は時間浪費か、離脱仲介の難題も

ギリシャの再選挙は激戦となり、ユ ーロ圏が分裂するかどうかの運命を左右する可能性があり、欧州の指導 者らは債務危機の次の対策を選挙結果と結び付けて考えざるを得ない。

24日の未明にかけて6時間続いた欧州連合(EU)の非公式首脳会議 は、ギリシャのユーロ圏残留に不可欠な財政緊縮策を実行できる政権の 発足を促すメッセージを有権者に送って終了した。

ユーロ圏の首脳と財務相らはギリシャの再選挙が終わるまで会合の 予定はないが、ユーロが発足した時点では考えられないと思われた問 題、つまり欧州の金融システムに広く壊滅的な打撃を与えることなく、 ギリシャのユーロ圏離脱を仲介するという難題への対処を迫られる恐れ がある。

スタンダードチャータードの為替調査グローバル責任者、カラム・ ヘンダーソン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、「首脳会議全体が非常に困ったものだった。彼らは全く何もやら ず、非公式の夕食会は例えて言えば、ローマが炎上し、実際にアテネが 燃えているにもかかわらず、時間を浪費しているという比喩が最も適当 ではなかろうか」と批判した。

EU首脳らは、ギリシャ政府が財政緊縮を堅持する限り、2400億ユ ーロ(約24兆円)の追加的な資金供与を実行するとあらためて約束し た。首脳会議後の声明では、「ギリシャが約束を順守し、ユーロ圏に残 留することを望む。再選挙後に発足する新政権がその選択を行うことを 期待する」と訴えた。

原題:Europe Holds Crisis Management Hostage to Volatile Greek Voters(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie、Patrick Donahue、Josiane Kremer、Jonathan Stearns、Gabi Thesing、Angeline Benoit、Chiara Vasarri、Gregory Viscusi、Stefan Nicola、Rishaad Salamat.

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