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日銀基金国債買い入れは札割れ回避、1-2年減額し2-3年増額

日本銀行が午前実施した資産買い 入れ等基金の国債買い入れオペで、応札額が予定額に満たない「札割 れ」を回避した。残存期間1年以上2年以下の買い入れ額を大幅減額 し、同2年超3年以下に振り替える対応が功を奏した。

日銀発表によると、残存期間1年以上2年以下のオペでは予定額 3500億円に対して、応札額は9575億円となり、応札倍率は2.73倍。 2年超3年以下では予定額3500億円に対して、6156億円の応札があ り、応札倍率は1.75倍だった。

前回16日の残存期間1年以上2年以下のオペでは予定額の6000 億円に対して応札が4805億円にとどまり、初の「札割れ」となった。 このため、今回から1年以上2年以下を6000億円から3500億円に減 額する一方、2年超3年以下は1000億円から3500億円に増額した。 変更は日銀金融政策決定会合での決定は必要なく、オペの通知段階で 明らかになる。

今回のオペの結果について、SMBC日興証券の岩下真理債券ス トラテジストは、残存1-2年で応札が9575億円と前回から倍増した ことに着目。「減額が続いて日銀に売却できなくなることへの焦りや、 日銀総裁が付利(超過準備預金金利、0.1%)の引き下げを明確に否定 したことで0.1%未満での売却は望めないとあきらめた面もあるので はないか」と分析した。

UBS証券の伊藤篤シニア債券ストラテジストは、札割れ回避に 向けて2-3年を大幅増額したことはサプライズ(驚き)と指摘。そ の上で、今後については「1-2年の札割れが続けば、さらに2-3 年へのウエート変更が実行されよう」と言う。

--取材協力 池田祐美 Editor: 山中英典、青木勝、持田譲二

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