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欧州債:フランスとオーストリア国債が上昇-相対的な魅力で

24日の欧州債市場では、フランスと オーストリアの国債が上昇。それぞれ5年債利回りが過去最低を付け た。ユーロ圏のソブリン債危機が深刻化する中で、相対的に安全でかつ 利回りが高い資産を求める動きが強まった。

オーストリア債は2年物利回りも過去最低に達した。前日の欧州連 合(EU)首脳会議ではユーロ共同債をめぐって対立が起きた。ユーロ 圏の暫定的な救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF) がこの日起債した3年債は、同年限のドイツ債に対する利回り上乗せ幅 が104ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となり、投資対象の 一つとなった。

ベアリング・アセット・マネジメントの債券・為替担当ディレクタ ー、ダグマル・ドボラック氏は「利回りを求める動きでフランス債が好 調さを取り戻している」と指摘。「比較的かなり安全に資金を投じられ る中核国あるいはそれに準じた国々があると市場は認識している」と続 けた。

ロンドン時間午後4時32分現在、フランス5年債利回りは前日比16 bp低下の1.37%。一時は1.355%まで下げた。同国債(表面利 率1.75%、2017年2月償還)の価格は0.72上げて101.72。30年債利回り は24bp低下し3.18%。

オーストリアの5年債利回りは12bp下げ過去最低の1.27%。2年 債利回りは9bp低下し0.41%。

ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの1.39%。過去最低とな る1.351%まで下げる場面もあった。

EFSFがこの日起債した2015年6月償還債30億ユーロ相当の発行 利回りは、ベンチマークのミッドスワップレートに18bp上乗せとなっ た。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オズ ワルド氏(ロンドン在勤)は「ドイツ債利回りがここまで低くなると、 これ以上を求めるのは非常に難しい」と指摘。起債されたEFSF債や フランス、オーストリアなどの国債が相対的に魅力なのは「考えるまで もない」と語っている。

原題:French, Austrian Bonds Jump as Investors Seek Havens With Yield(抜粋)

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