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欧州救済基金の借り入れコストが半減-安全志向で起債好調

ユーロ圏の暫定的な救済基金である 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)は投資家の安全志向のおかげ で、借り入れコストを1月以降50%余り低下させることができた。

EFSFの発表によれば、24日起債した2015年6月償還債30億ユー ロ(約3000億円)相当の発行利回りは、ベンチマークのミッドスワップ レートに18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せとなっ た。前回の3年債発行時(1月3日)は40bp上乗せ。

EFSFの起債は今年に入ってこの日が7回目。前日にブリュッセ ルで開催された欧州連合(EU)首脳会議はギリシャ問題を直ちに解決 する策も出ず、むしろユーロ共同債の提案をめぐり対立した。安全資産 を求める動きでこの日はドイツとフランス、オーストリアの国債利回り がいずれも過去最低を更新しており、EFSF債も同様の恩恵を受け た。

INGグループのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジ アンサンティ氏は「EFSFの新発債は発行コストが極めて安くなって いる。安全な逃避先と見なされているからだ」と説明。「こうした投資 家需要はユーロ共同債に振り向けられるかもしれない。イタリアやスペ インなどの調達コストが下がるので、プラスの解決法となる」と付け加 えた。

EFSFの発表によれば、表面利率1.125%の3年債に対しては45 億ユーロを上回る需要があった。EFSFの格付けは米ムーディーズ・ インベスターズ・サービスが最上級の「Aaa」を、米スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)は1段階低い「AA+」をそれぞれ付与し ている。

原題:European Bailout Fund Cuts Borrowing Cost by 50 Percent in Bond(抜粋)

--取材協力:Esteban Duarte、Lukanyo Mnyanda.

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