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中国成長率、4~6月期に7.5%に接近も-アジア開銀の荘氏

中国の経済成長は4-6月(第2四 半期)に恐らく鈍化し、ここ3年余りで初めてとなる利下げ実施の可能 性が高まる-。アジア開発銀行(ADB)の上級エコノミスト、荘建氏 がこう指摘した。

荘氏は23日に北京でインタビューに応じ、予想以上に鈍い欧米の景 気回復と国内投資の冷え込みで中国の4-6月成長率は前年同期比 で7.5%に近づく公算が大きいと述べた。1-3月(第1四半期) は8.1%だった。荘氏によれば、アジア開銀は年初時点では4-6月期 の中国景気底打ちを予想していた。

中国国家統計局に勤務した経歴を持つ荘氏は「7.5%は心理的な境 目」で、政策当局者はこの数字をまたぎたくはないと感じるだろうと説 明。「インフレ率が3.5%程度に、できるなら3%を下回る水準まで低 下する必要があるが、金利調整の可能性は高まりつつある」と述べた。

荘氏は、経済成長率が7.5%に近づけば、景気の急降下を避けるた め政府は一部の投資プロジェクトを前倒しする可能性があると分析。 7%への急減速となれば、政策当局に不動産規制のよりはっきりとした 緩和を促すという。

その上で同氏は、7.5%成長は中国にとって悪いことではないと指 摘。当局は成長鈍化を容認し、民間企業支援などの問題を優先課題と し、規制改革を進める機会として捉えるべきだと呼び掛けた。温家宝首 相は3月、今年の中国成長率目標を7.5%と低めに定めた。

荘氏は、インフレ鈍化は中国人民銀行(中央銀行)に利下げ余地を 与える可能性がある一方で、政府は長年計画してきたエネルギー・資源 価格の抜本的改革を打ち出すかもしれないと語った。金利決定の際に は、米連邦準備制度理事会(FRB)が新たな資産購入プログラムを始 めるかどうかといった他国の金融政策を考慮する必要があるとも付け加 えた。

原題:China Growth May Approach 7.5% This Quarter, ADB Economist Says(抜粋)

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