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今日の国内市況(5月24日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●日本株は反発、金融や不動産など内需高い-8500円割れ後持ち直す

東京株式相場は取引終了にかけて小幅に反発した。株価の割安感 や売られ過ぎ感が広がっていた中で、銀行や不動産、建設といった内 需関連株が高い。東証1部33業種の上昇率上位を見ると、相対的に金 融株が堅調だった。

TOPIXの終値は前日比0.68ポイント(0.1%)高の722.25、 日経平均株価は6円78銭(0.1%)高の8563円38銭。

富国生命投資顧問の桜井祐記社長は、「日本株はバリュエーション 面で安いのは事実。日経平均8000円割れを予想する見方が少ない中で、 この株価水準で売り急ぐ投資家も少ない」と述べた。ただ、世界景気 が全般下向きの中で為替は円高傾向にあり、「当面は底値模索が予想さ れる」とも話していた。

●債券下落、20年債入札低調で売り優勢-金利上昇時の買いが下支え

債券相場は下落。朝方は前日の米国債相場が上昇した流れを引き 継いで買いが先行したが、午後発表の20年債入札結果が低調となり、 売りが優勢となった。

メリルリンチ日本証券の大崎秀一債券ストラテジストは、「海外市 場の流れを受けて相場が強くなって入札を迎えたため、弱めの結果に なった。利回り水準が低いので買いたくても買いづらい状況がしばら く続くのではないか」と分析。政治要因で財政懸念が高まると債券を 売りたい人の材料になるため、超長期債のボラティリティー(相場変 動性)が上昇する可能性もあるとの見方も示している。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比10銭高の143円35銭 で始まり、直後に143円37銭まで上昇した。しばらく143円30銭台 でもみ合ったが、午後零時45分の20年債入札結果発表後に売りが増 えると143円20銭割れまで下落。取引終盤にかけて143円15銭を付 け、結局は9銭安の143円16銭で引けた。

●ユーロが10年7月以来の安値付近、危機対応進展なく

東京外国為替市場では、ユーロが対ドルで2010年7月以来のユー ロ安値付近で推移した。ギリシャのユーロ離脱など欧州債務危機の深 刻化が懸念される中、欧州連合(EU)首脳会議では危機の拡大阻止 に向けた具体的な進展が見られず、ユーロは1ユーロ=1.25ドル台で 上値の重い展開が続いた。

ユーロ・ドル相場は早朝に1.25ドル後半から1.2600ドル手前ま で強含んだが、その後1.2555ドルまで反落。前日の海外市場で付けた 10年7月13日以来の安値1.2545ドルに迫った後は、1.2580ドル付近 でもみ合う展開となった。

ステート・ストリート銀行の富田公彦金融市場部長は、「もともと ユーロという通貨が設計ミスで、良い時はそれが隠れているが、悪い 方向に行き出すと矛盾が出て、今それがギリシャに凝縮されている」 と指摘。ただ、ギリシャのユーロ離脱については「コンティンジェン シープラン」の話も出始めるなど「伏線を引き始めた感じがする」と し、「ユーロの終わりとかハルマゲドンということには恐らくならない だろう」と語った。

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 山中英典 Hidenori Yamanaka +81-3-3201-8347 h.y@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

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