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ゴールドマンが守ったバフェット氏投資の秘密-CFO知らず

資産家のウォーレン・バフェット氏 は、米投資・保険会社バークシャー ・ハサウェイを通じて、2008年9 月に米銀ゴールドマン・サックス・グループに投資した。しかし、この 話は極秘裏に進められ、バークシャーの最高財務責任者(CFO)もゴ ールドマン幹部から直接説明を受けるまで知らされていなかった。同社 の元取締役、ラジャット・グプタ被告の裁判での証言でこうした状況が 明らかになった。

ゴールドマンの投資銀行部門の元副会長で、バークシャーによる50 億ドル(現在のレートで約4000億円)の投資をお膳立てしたバイロン・ トロット氏は23日、インサイダー取引事件で起訴されたグプタ被告の裁 判に検察側の証人として出廷した。08年9月23日にバフェット氏の投資 が公になる前の段階で、グプタ被告が米ガリオン・グループの共同創業 者、ラジ・ラジャラトナム受刑囚に非公開情報を提供したと検察は主張 している。

バフェット氏の投資は、米リーマン・ブラザーズ・ホールディング スが破綻し、相場がフリーフォール(際限のない下落)の状態に見舞わ れていた時期に行われた。

トロット氏は陪審員らに対し、「ゴールドマンと市場にとって、極 めて重大な出来事だった。50億ドルという資金を当時確保するのは、簡 単な仕事ではなかった」と説明。ゴールドマンが「事業の存続」のため に最低でも50億ドルの資金を必要としていたことも明らかにした。

ゴールドマンで27年間勤務した後、09年に退社したトロット氏は 「機密情報がわれわれのよりどころであり、約束違反は絶対できなかっ た」と述べ、「関係者以外極秘」で仕事を進めていたと証言した。証言 終了後同氏はコメントを控えている。

原題:Goldman Sachs’s Trott Tells Jury Buffett Deal Was Kept Secret(抜粋)

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