NZ:15年度財政黒字見通しを下方修正-ギリシャ問題が影響

ニュージーランド(NZ)政府 は2015年度(14年7月-15年6月)の財政収支について、7年ぶりの黒 字回復の予想は維持したものの、黒字幅の見通しを引き下げた。その上 で、ギリシャの無秩序なユーロ圏離脱の可能性が目標を達成する上でリ スクを高めていることを示唆した。

イングリッシュ財務相は24日公表した予算案で、15年度の財政黒字 が1億9700万NZドル(約118億円)になるとの見通しを示した。従来 予想は3億7000万NZドルだった。政府は債務を抑えるため新規の支出 抑制と資産売却を進めており、財政収支は今年見込まれる84億4000万 NZドルの赤字から改善が予想されている。

政府は地震に見舞われたクライストチャーチ市の復興とアジア向け 商品輸出の需要が成長と歳入を押し上げると予想。ユーロ圏のリセッシ ョン(景気後退)は見通しに織り込まれているが、さらなる混乱が世界 的な景気減速の引き金となれば、NZの黒字回復が遅れる可能性がある としている。

イングリッシュ財務相は記者団に対し、「最近の展開で、ギリシャ の無秩序なユーロ圏離脱といった、ずっと悪い事態が生じるリスクが高 まっており、それがわが国の見通しに影響を及ぼす可能性がある」と指 摘。「政府はそうした可能性に気づいていないわけではない」と述べ た。

政府は来年3月末までの1年間の平均経済成長率を2.6%と予 想。13年4月-14年3月については3.4%成長に加速すると見込んでい る。

原題:N.Z. Projects Narrower Surplus as Greek Risks Darken Outlook(抜粋)

--取材協力:Chris Bourke.

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