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ブラジルとメキシコ:中銀が通貨下支え-新興国資産売却で打撃

23日の外国為替市場で、ブラジル通 貨レアルは7カ月ぶり大幅高となり、メキシコ通貨ペソは下げを縮小し た。新興市場資産が売却される中で、両国の中央銀行は自国通貨の下支 えに動いた。

レアルは前日比2.8%高の1ドル=2.0326レアルで終了。ブラジル 中央銀行はここ1週間で3回目となる通貨スワップ入札を実施した。ペ ソは0.6%安の1ドル=13.9887ペソ。一時は1.2%下げる場面があった が、金融当局が総額2億5800万ドル(約200億円)のドル売り入札を行 ったことで下げを縮小した。

レアルは今月これまでに6.1%下落。ブラジル中銀の経済政策担当 ディレクター、カルロス・アミルトン氏は、レアルは「リスク回避」の 影響を受けたと指摘。中銀は特定の為替レートではなく、過度の変動を 懸念していると述べた。

ブラジル中銀は先月まで、輸出企業支援のためにドル買い・レアル 売り介入を強化してレアル安を誘導しており、レアルの下支えを狙った 通貨スワップ入札は政策の転換となる。

メキシコ中銀のウェブサイトに掲載された資料によれば、同中銀は 平均で1ドル=14.01ペソの水準で2009年以来のドル売り介入を実施し た。

ペソは今月これまでに7%下落。欧州の新しい指導者らが緊縮政策 を回避し、ギリシャはユーロ圏を離脱するとの観測が強まっている。欧 州債務危機が世界経済の成長とメキシコの輸出の重しになるとの懸念を 受けてペソは昨年、中南米の主要通貨の中でパフォーマンスが最も悪か った。

原題:Brazil Sells Swaps, Mexico Auctions Dollars to Boost Currencies(抜粋)

--取材協力:Josue Leonel、Jonathan Roeder、Nacha Cattan、Jose Enrique Arrioja、Denyse Godoy.

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