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欧州債:ドイツ債利回り最低-首脳会議前にスペイン債下落

23日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、利回りは5年、10年、30年物とも過去最低を更新した。この日 の欧州連合(EU)首脳会議でソブリン債務危機封じ込めの新たな対策 が合意されることはないとの見方が広がった。

独30年債利回りは初めて2%を割り込んだ。ギリシャのパパデモス 前首相は米紙ウォールストリート・ジャーナルに対し、極めて低い確率 ながらギリシャがユーロ圏を離脱するリスクはあると語った。投資家は 安全資産を求め、ドイツ政府がこの日実施した2年債入札では、目標上 限としていた50億ユーロを上回る応札があった。スペイン債は下落。同 国のラホイ首相は、EU首脳会議で国債取引における流動性不足を話し 合うと述べた。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は「EU首脳が主要議題で支援策を打ち出せる公算は 小さく、市場は失望するかもしれない。このためドイツ債が引き続き選 好されている」と指摘。「入札も好調だった」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時1分現在、ドイツ10年債利回りは前日比8ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.38%。一時 は1.376%と、ブルームバーグが1989年にデータ収集を開始して以来の 低水準となった。同国債(表面利率1.75%、2022年7月償還)価格 は0.8上げ103.425。

5年債利回りは7bp下げて0.44%。過去最低の0.434%を付ける 場面もあった。30年債利回りは一時、11bp低下の1.986%。

独2年債入札では45億6000万ユーロを発行。平均落札利回り は0.07%と過去最低だった。ドイツ連邦銀行が明らかにした。

スペイン10年債利回りは13bp上昇し6.21%。一時は15bp上げ た。イタリア10年債は6営業日ぶりに値下がりし、利回りは11bp上昇 の5.69%。

原題:Bund Yields Drop to Records on Crisis Concern Before EU Summit(抜粋)

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