米政権、映画監督にビンラディン殺害実行部隊との面会約束

米オバマ政権は、ウサマ・ビンラデ ィン容疑者殺害について、当局者にかん口令を敷く一方で、同作戦を題 材にした映画製作に協力するため監督に対し殺害を実行した海軍特殊部 隊との面会を約束した。

ビッカース国防次官補は、映画監督のキャスリン・ビグロー氏に、 昨年のビンラディン容疑者殺害計画を関与した米海軍特殊部隊「シー ル」のメンバー1人との面会を提案した。米法律関連団体ジュディシャ ル・ウオッチが22日に公表した昨年7月15日の会談の資料から明らかに なった。

ビグロー氏と脚本家マーク・ボール氏が示した映画製作計画につい てのオバマ政権の協力に関する資料は数百ページに及び、同資料はその 一部。ジュディシャル・ウオッチは米情報公開法(FOIA)に基づき 資料を入手した。そこからは、オバマ政権が公にはビンラディン容疑者 殺害に関する機密情報を守ろうとする一方で、映画製作に協力するとい う矛盾した姿が示されている。

イラク戦争を題材にした映画「ハート・ロッカー」でアカデミー賞 監督賞を受賞したビグロー氏との会談でビッカース次官補は、「シー ル・チーム・シックス」として知られ、通常は極秘とされている海軍特 殊部隊の名称も明かしている。

ジュディシャル・ウオッチは22日、1月に記録の公開を求めて国防 総省を訴え、今月18日に資料を受け取ったと発表した。同団体は、ビン ラディン容疑者の検視写真と動画の公開も求めているが、米政府は国家 安全保障上の懸念を理由に公開を拒んでいる。

原題:Obama Officials Offered bin Laden Raid Insights to Filmmaker (1)(抜粋)

--取材協力:Hans Nichols、Eric Martin、Timothy Homan、Michael White、Seth Stern.

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