米モルガンS:フェイスブック上場手続きはすべて規則に合致

米銀モルガン・スタンレーは米フェ イスブックの先週の新規株式公開(IPO)について、同行の役割の正 当性を主張した。マサチューセッツ州当局はフェイスブックの売上高見 通しに関するアナリストと機関投資家の話し合いをめぐり、同社に召喚 状を送付した。

モルガン・スタンレーの広報担当、ペン・ペンドルトン氏は22日、 電子メールで「同行はフェイスブックの上場で、他のすべてのIPOと 同じ手続きに従った」と述べ、「これらの手続きは適用される全ての規 則に合致している」と指摘した。

フェイスブックの株価はIPO後の3日間の取引で18%下落してお り、主幹事を務めたモルガン・スタンレーが投資家から批判されてい る。同行はフェイスブックが9日届け出た目論見書の修正版の写しをす べての機関投資家と個人投資家に送付したと主張した。届け出には、フ ェイスブックの広告収入の伸びが利用者数の増加ペースに追い付いてい ないことが記載されていた。

ペンドルトン氏は発表資料で、「ビジネストレンドに関する情報を 踏まえ、投資家教育に携わったIPO幹事団の相当数の調査アナリスト が最新情報の影響を反映させて自らの収益予想を下方修正した」とし、 「こうした予想修正は、IPOの条件決定で考慮された」と説明した。

マサチューセッツ州のウィリアム・ガルビン州務長官は、モルガ ン・スタンレーの調査アナリストのスコット・デビット氏と同行の機関 投資家との間で行われたフェイスブックの売上高に関する話し合いにつ いて、証券局が同行に召喚状を送ったことを明らかにした。

FINRA

米金融業界の自主規制機関である金融取引業規制機構 (FINRA)のリチャード・ケッチャム会長兼最高経営責任者 (CEO)は電子メールで、こうした話し合いはFINRAと米証券取 引委員会(SEC)にとって「規制上の関心事」にもなるかもしれない と述べた。

ケッチャム会長はFINRAがモルガン・スタンレーを調査してい るかどうかには言及しなかった。SECのネスター報道官はコメントを 控えた。ケッチャム会長の発言についてはロイター通信が先に伝えた。

株式調査の利益相反問題をめぐり米金融機関が2003年に当局と和解 した条件によると、調査業務に携わる従業員は、投資銀行部門の従業員 やこれから上場する企業の幹部と一緒でなければ、投資家と対話するこ とが可能。

先月成立したJOBS法は、IPOで引き受けを担当する投資銀行 のアナリストに対して規制をさらに緩和したと、フロリダ大学のジェ イ・リッター教授(ファイナンス)は語る。

同教授は「JOBS法の下では、アナリストが機関投資家との話し 合いに参加してくることが可能だ」と指摘している。

原題:Morgan Stanley Says It Adhered to Rules in Handling Facebook IPO(抜粋)

--取材協力:Steven Sloan、Lee Spears.

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