フェイスブック株11%安で犯人探し-モルガンSに集中砲火

新規株式公開(IPO)を先週果た したソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)最大手、米フェイ スブックの株価が下落しIPO価格を下回ったことで、期待外れの犯人 探しが始まった。

史上最も待望されたIPOの1つだったが、フェイスブック株は21 日の米市場で11%下落。これについて、主幹事を務めたモルガン・スタ ンレーやフェイスブック幹部、ナスダック市場を責める声が出ている。

フィデュシャリー・トラスト(ボストン)の投資責任者で顧客向け にフェイスブック株を注文したマイケル・マレーニー氏は「実際の需要 を引受金融機関が読み損なった。ナスダックの業務執行は完全に失格 だ」と話した。

中でも集中砲火を浴びているのはモルガン・スタンレーだ。同社は フェイスブックがIPO業務に起用した33社の中で主幹事を務めた。モ ルガン・スタンレーとフェイスブック幹部は17日のIPOの数日前にそ の規模や価格仮条件の引き上げを決めた。

プロセスは非公開だとして事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件 に述べたところによれば、共同幹事の何社かはこれに反対だったとい う。モルガン・スタンレーはJPモルガン・チェースとゴールドマン・ サックス・グループを除いた他の引受金融機関とはほとんど意見を交わ さなかったと関係者の1人は述べている。

フィフス・サード・アセット・マネジメントのキース・ワーツ最高 投資責任者(CIO)は「彼らは熱意を不当に盛り上げ、恐らく市場の 雰囲気を現実と違う方向に導いた」と話している。

値下がり

フェイスブックのIPO価格は引き上げ後の仮条件の上限の38ドル で決まった。上場2日目の21日の終値は前日比11%安の34.03ドル。初 日はモルガン・スタンレーがIPO価格を割り込まないように支えた。

引受金融機関に欺かれたと感じている投資家もいる。ロンドンのあ るファンドマネジャーは匿名で、需要が極めて強いとのバンカーらの言 葉を信じて全額が割り当てられないことを見込んだ額を注文したとこ ろ、予定より40%多くを購入することになったと話した。大半を初日の 取引で売却したという。

一方、モルガン・スタンレーとフェイスブックはナスダック市場を 運営するナスダックOMXグループのコンピューター障害がIPO後の 株価不調の理由だと考えているという。

原題:Facebook 11% Drop Means Morgan Stanley Gets Blame for Flop: Tech(抜粋)

--取材協力:Zijing Wu、Nina Mehta、Whitney Kisling、Brian Womack、Ari Levy、Olga Kharif.

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