コンテンツにスキップする

今日の国内市況(5月22日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株上昇、中国景気期待で輸出、海運買い-代金連日の1兆円割れ

東京株式相場は上昇。中国の成長促進策発動の観測が広がり、業績 懸念の後退で自動車や機械など輸出関連株、商社など資源関連、鉄鋼な ど素材関連株が高い。一部アナリストの強気判断などを好感し、海運株 は東証1部33業種の上昇率トップ。東証1部の売買代金は、連日で1兆 円割れと低調だった。

TOPIX の終値は前日比8.18ポイント(1.1%)高の733.33と3 日ぶりに反発、日経平均株価は95円40銭(1.1%)高の8729円29銭と続 伸。

みずほ投信投資顧問の岡本佳久執行役員は、「株価が調整した後と あって、少しでも材料が出ると買い戻しで戻りやすい。米国株反発を受 けてのテクニカルリバウンドになった」と指摘。ただ、「ギリシャ問題 などによる調整が十分か不足かはまだ分からず、様子見ムードは強い」 と言う。

●債券先物反発、利回り上昇で現物債に買い-入札控えて超長期は安い

債券市場では先物相場が反発。前日の米国市場の流れを引き継いで 売りが先行したが、現物債利回りが1週間ぶり水準まで上昇したことな どから次第に買いが優勢になった。

バークレイズ・キャピタル証券の徳勝礼子 シニア債券ストラテジ ストは、「米金利上昇などから朝方は利益確定売りが出ていたが、午後 に上昇に転じた。先週に入札を通過した5年債には安心感があり、買い が入っている」と話した。また、大和住銀投信投資顧問の伊藤一弥債券 運用部長は、「朝方に売られて安くなったことから、押し目買いが入っ て値を戻した」と説明した。

東京先物市場で中心限月の6月物は、前日比横ばいの143円20銭で 始まり、直後に143円09銭まで下落し、日中で11日以来の安値を付け た。しかし、その後は徐々に買いが優勢となってプラスに転じており、 一時は143円29銭まで上昇。5銭高の143円25銭で引けた。

●ユーロが反落、債務問題の先行き警戒くすぶる-株高で円はじり安

東京外国為替市場では、ユーロが対ドルで約1週間ぶり高値付近か ら反落した。ギリシャのユーロ離脱に対する過度の懸念が和らぐ半面、 欧州債務問題の先行きに対する警戒が解けず、ユーロはじりじりと売り に押される展開となった。

ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.2800ドルを割り込み、一時1.2783 ドルまでユーロ売りが進行。前日の海外市場では1.27ドル前半までユー ロ安に振れた後、一時1.2824ドルと今月15日以来の水準までユーロの買 い戻しが進んでいた。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の村田雅志 バイスプ レジデントは、「債務問題に苦しんでいる国々は緊縮財政の影響もあ り、景気は改善しているよりむしろ後退局面」だと指摘。「欧州の債務 危機がスペインに飛び火する懸念がユーロの一つの下押し圧力にならざ るを得ない。今はその材料が強まるのを待っているように見える」と述 べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE