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中国人のグッチ熱、香港不動産オーナーに恩恵-賃貸料高騰

香港の不動産会社、サウンドウィ ル・ホールディングス(金朝陽集団)は1990年代後半の不動産価格急落 時に経営存続のために多数の所有不動産の売却を余儀なくされた。その 後株価が99%下落し債務が膨らんだ後も、同社は40階建てのビルを手放 さなかった。このビルが位置する通りは現在では世界2位の高級商業地 に発展している。

香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)にある羅素街(ラッセルストリ ート)は、グッチのハンドバッグやロレックスの時計を求める中国本土 からの買い物客が押し寄せており、小売店舗賃料の平均は米ニューヨー クの5番街に次いで世界で2番目に高い。

サウンドウィルのディレクター、ビクター・チャン氏はサウンドウ ィル・プラザにある本社でインタビューに応じ、「常にラッセルストリ ートの可能性を信じていた」と述べ、「われわれは良い時期にうってつ けの場所にいる。この場所が大きな助けになっている」と語った。同社 が手放さなかったこのビルは、2万平方フィート(約1860平方メート ル)の店舗スペースを備えている。

中国本土からの買い物客殺到で香港の小売販売が増加し、店舗スペ ースの獲得競争が激化する中、サウンドウィルやワーフ・ホールディン グス(九龍倉集団)など地元不動産を所有する企業が恩恵を受けてい る。不動産ブローカー、サビルズによると、香港の平均店舗賃貸料 は2012年に最大15%上昇する可能性がある。クッシュマン・アンド・ウ ェークフィールドによれば、ラッセルストリートの平均賃貸料は1平方 フィート当たり2472ドル(約19万6300円)と、ニューヨークの5番街 の2500ドルに次ぐ水準。

クッシュマンのアジア太平洋地域調査責任者、シグリッド・ジアル シタ氏は「香港は最高級のショッピングのメッカだ」と述べ、「年末ま でにコーズウェイベイがショッピングの中心地として5番街を抜いたと しても驚きではない」と語った。

原題:Gucci-Crazy Chinese Fuel Soaring Rents for Hong Kong Landlords(抜粋)

--取材協力:Rosalind Chin、Anna Luk.

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