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ルネサス株3カ月ぶり上昇率、社員15%削減と増資の報道-東京市場

ルネサスエレクトロニクスの株価が 反発、約3カ月ぶりの大幅な上昇率となっている。社員の約15%に当た る6000人規模を削減する方向で最終調整に入り、同時に500億円規模の 第三者割当増資で財務基盤を強化するとの22日付読売新聞朝刊報道が手 掛かり。

株価は一時、前日比12%高と、2月8日の14%以来の日中上昇率を 記録。午前終値は同5.6%高の284円。前日終値はゴールドマン・サック ス証券の投資判断引き下げを受け10%安だった。報道について同社は 「当社から発表したものではなく、決定した事実もない」とのコメント を発表した。

前日には三菱電機の山西健一郎社長が、支援要請があれば同じ設立 母体である日立製作所やNECと協議し「何らかの対応を考えたい」と 述べていた。

みずほインベスターズ証券の石田雄一アナリストは、三菱電社長の 発言に読売報道が続いたことで、増資に現実味があるとの思惑が株価反 発につながったとの見方を示した。ただし「仮に6000人を削減するとし ても、退職給付などの原資として500億円が十分かは疑問」と述べてい る。

ブルームバーグ・データによるとルネサスの出資構成は NEC35%、日立31%、三菱電25%。ただしNECは保有するルネサス 株の大半を信託設定しているため、持ち株比率は3%程度。

NEC広報の加藤竹彦氏は、同社子会社と日立・三菱電の共同出資 会社が統合し現在のルネサスが発足した2010年に行った資金支援以降 は、NECがルネサスに援助する計画はないとコメント。日立広報の大 野弘貴氏は「現時点ではルネサスからの要請はなく、支援を決めた事実 もない」と述べた。

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