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NY外為:円が下落、日銀が追加緩和との観測-レアルも安い

ニューヨーク外国為替市場では、円 が主要通貨の大半に対して値下がり。日本銀行が今週の金融政策決定会 合で、成長下支えや円相場の押し下げに向け追加緩和を決定するとの見 方が一部で広がった。

ユーロは対ドルで下げを埋める展開。ドイツのショイブレ財務相 が、ドイツとフランスはギリシャをユーロ圏にとどめるために「必要な あらゆる措置」を講じると発言したことに反応した。ブラジル・レアル は大幅安。マンテガ財務相が、通貨安が景気の再浮揚を後押ししている と述べたことが手掛かりとなった。インド・ルピーは対ドルで過去最安 値を更新した。

シティグループの通貨ストラテジスト、アンドルー・コックス氏は 「サプライズで日銀が追加緩和を拡大しても、市場の反応は比較的落ち 着いたものとなり、長くは続かないだろう」と分析。「市場の大方の予 想は、政策の現状維持だ」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時26分現在、円はユーロに対し前週末 比0.6%安の1ユーロ=101円55銭。対ドルでは0.4%下落し1ドル=79 円31銭。ユーロはドルに対して0.2%上昇し1ユーロ=1.2809ドル。一 時0.4%超下げる場面もあった。

レアル、ルピー

レアルは今年に入り、主要通貨の中では最悪のパフォーマンスとな っており、ドルに対して8.7%下げている。マンテガ財務相は、今年の 国内総生産(GDP)成長率について、昨年の2.7%を上回るとした上 で、下期(7-12月)は年率4.5%成長になると予想した。

レアルは対ドルで1%安の1ドル=2.0447レアル。

インド準備銀行は今月、企業に対し、保有する外貨の50%をルピー に交換することを義務付けると発表した。ルピー安に歯止めをかけるた めの措置。

ルピーはドルに対し1.1%安の1ドル=55.0350ルピー。一 時55.0550ルピーと過去最安値を付けた。

JPモルガン・チェースの指数によると、主要7カ国(G7)通貨 の3カ月物オプションのインプライドボラティリティ(IV、予想変動 率)は、6営業日ぶりに低下し11.09%。18日には1月6日以来の高水 準となる11.59%を付けていた。

ドル・円相場

南アフリカ・ランドは主要通貨の大半に対して上昇。対ドルで は1.2%上げて1ドル=8.2372ランド。前週末までは9営業日続落 と、08年6月以来の長期連続下落となっていた。

日銀は22、23両日に政策決定会合を開く。日銀はこれまで2月と4 月に追加緩和を実施している。先週、金融調節で実施した国債買い入れ (輪番オペ)では、応札額が予定額を下回る札割れが発生した。

GFTフォレックスの通貨調査担当ディレクター、キャシー・リー ン氏(ニューヨーク在勤)は「ドルが円に対し1ドル=76円もしくは77 円を上回る水準を維持している限りは、口先介入にとどまるだろう」と 述べた。

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨指数に よると、円は今年に入り2.5%下落。一方でドルは0.8%上昇している。

原題:Yen Declines on Additional BOJ Stimulus Prospects; Real Weakens(抜粋)

--取材協力:Kristine Aquino、アンディ・シャープ、Adriana Arai、Kenneth Pringle.

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