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5月21日の欧州マーケットサマリー:株は反発、ドイツ債続落

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2786   1.2780
ドル/円             79.32    79.02
ユーロ/円          101.42   100.98


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  240.17     +1.29     +.5%
英FT100     5,304.48   +36.86     +.7%
独DAX      6,331.04   +59.82    +1.0%
仏CAC40    3,027.15   +19.15     +.6%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .05%        .00
独国債10年物     1.43%       +.01
英国債10年物     1.84%       +.02


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,592.50    +3.00     +.19%
原油 北海ブレント        108.51     +1.37    +1.28%

◎欧州株式市場:6日ぶり反発、中国の成長支援表明を好感

21日の欧州株式相場は上昇。ストックス欧州600指数は6営業日ぶ りの反発となった。ギリシャがユーロ圏離脱を迫られるとの懸念はある ものの、中国が成長促進に取り組むと表明したことを好感し買い進まれ た。先週は、週間ベースでは昨年9月以来最大の値下がりとなってい た。

自動車株が高い。仏ルノーやイタリアのフィアットの投資判断引き 上げが材料視された。英銀バークレイズも上昇。同行は、保有する61億 ドル相当の米資産運用会社ブラックロック株を全て売却する計画を明ら かにした。一方で世界4位のビール会社、デンマークのカールスバーグ は5.9%下落。同銘柄の売りをINGグループが勧め、嫌気された。

ストックス欧州600指数は前週末比0.5%高の240.17で終了。先週は 週間で5.2%下げていた。

ハーグリーブズ・ランズダウンの英国株式部門責任者、リチャー ド・ハンター氏は「価格が若干下がったことで保有を増やそうとする動 きが広がる中、安値拾いが入る環境になっている」と分析した。

この日の西欧市場では、18カ国中12カ国で主要株価指数が上昇し た。

原題:European Stocks Rebound From Last Week’s Drop; Renault Rallies(抜粋)

◎欧州債券市場:ドイツ債続落、欧州債務危機で新対策を期待

21日の欧州債市場ではドイツ10年債相場が下落。利回りは前週 末に付けた過去最低から上昇した。欧州当局者らが域内債務危機の拡 大阻止で新たな対策実施に近づいているとの観測が浮上している。

ドイツ債の続落はほぼ1カ月ぶり。主要8カ国(G8)は週末の 首脳会議で、ギリシャのユーロ圏残留を求めるとともに各国の成長押 し上げを支持した。イタリア国債は、欧州首脳会議を23日に控えて 上昇。一方、アイルランド2年債は利回りが4カ月ぶり高水準に達し た。同国中央銀行のホノハン総裁は、アイルランドが新たな救済を求 めるとみるのは議論が「飛躍し過ぎ」だとの見方を示した。

インベステック銀行(ロンドン)のアナリスト、ブライアン・バ リー氏は「G8の会議でユーロ圏は主要な話題の一つだったので、首 脳らは問題の規模を認識し市場は何らかの積極的な行動があると期待 しているようにみえる」と指摘。「ドイツ国債の利回りがあれだけ低い 状態だと、積極的な行動への変化の兆しが表れれば、相場に急激な動 きが見られる公算は大きい」と説明した。

ロンドン時間午後4時1分現在、ドイツ10年債利回りは前週末 比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.45%。18 日は1.396%と、過去最低を付けていた。同国債(表面利率1.75%、 2022年7月償還)価格はこの日、0.2下げ102.83。

18、19両日に米ワシントン郊外のキャンプデービッドで開催さ れたG8首脳会議は「世界の安定と回復のために強く結束したユーロ 圏の重要性で合意し、ギリシャが公約を守りながらユーロ圏にとどま ることへの関心を確認する」との宣言を出した。

イタリア2年債利回りは3bp下げ3.72%。10年債利回りは3 bp低下の5.78%。

アイルランド2年債相場は12営業日続落。ホノハン中銀総裁は 同国が2013年末に救済下から脱する「プランAは依然として有効」 と言明したものの、相場下落に歯止めがかからず、2年債利回りは17 bp上げ7.37%となった。

原題:German Bonds Drop on Bets European Crisis-Fighting Plan Closer(抜粋)

◎英国債券市場:10年債下落、利回りが4営業日ぶり上昇

21日の英国債市場では10年債相場が4営業日ぶりに下落、利回 りは上昇した。主要8カ国(G8)首脳が週末の会議で、ギリシャの ユーロ圏残留を求めるとともに各国の成長押し上げを支持したことが 手掛かり。欧州首脳会議を23日に控えていることも、警戒感を醸成 している。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの債券ストラテ ジスト、ジョン・レイス氏は「G8首脳宣言は正しい内容ではあるが、 その具体性の欠如は問題がいかに解決困難であるかを示している」と 指摘。宣言の内容は英国債に「わずかながら」マイナス材料だと続け た。

ロンドン時間午後4時39分現在、10年債利回りは前週末比2ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.84%。一時は5 bp上げ、今月10日以来で最大の利回り上昇となった。同国債(表 面利率4%、2022年3月償還)価格はこの日、0.18下げ119.24。

18、19両日に米ワシントン郊外のキャンプデービッドで開催さ れたG8首脳会議は「世界の安定と回復のために強く結束したユーロ 圏の重要性で合意し、ギリシャが公約を守りながらユーロ圏にとどま ることへの関心を確認する」との宣言を出した。

原題:Gilt Yields Climb Most in a Week as G-8 Shows Support for Greece(抜粋)

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