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欧州債:ドイツ10年債続落、欧州債務危機で新たな対策を期待

21日の欧州債市場ではドイツ10年債 相場が下落。利回りは前週末に付けた過去最低から上昇した。欧州当局 者らが域内債務危機の拡大阻止で新たな対策実施に近づいているとの観 測が浮上している。

ドイツ債の続落はほぼ1カ月ぶり。主要8カ国(G8)は週末の首 脳会議で、ギリシャのユーロ圏残留を求めるとともに各国の成長押し上 げを支持した。イタリア国債は、欧州首脳会議を23日に控えて上昇。一 方、アイルランド2年債は利回りが4カ月ぶり高水準に達した。同国中 央銀行のホノハン総裁は、アイルランドが新たな救済を求めるとみるの は議論が「飛躍し過ぎ」だとの見方を示した。

インベステック銀行(ロンドン)のアナリスト、ブライアン・バリ ー氏は「G8の会議でユーロ圏は主要な話題の一つだったので、首脳ら は問題の規模を認識し市場は何らかの積極的な行動があると期待してい るようにみえる」と指摘。「ドイツ国債の利回りがあれだけ低い状態だ と、積極的な行動への変化の兆しが表れれば、相場に急激な動きが見ら れる公算は大きい」と説明した。

ロンドン時間午後4時1分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比2 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.45%。18日 は1.396%と、過去最低を付けていた。同国債(表面利率1.75%、2022 年7月償還)価格はこの日、0.2下げ102.83。

18、19両日に米ワシントン郊外のキャンプデービッドで開催された G8首脳会議は「世界の安定と回復のために強く結束したユーロ圏の重 要性で合意し、ギリシャが公約を守りながらユーロ圏にとどまることへ の関心を確認する」との宣言を出した。

イタリア2年債利回りは3bp下げ3.72%。10年債利回りは3bp 低下の5.78%。

アイルランド2年債相場は12営業日続落。ホノハン中銀総裁は同国 が2013年末に救済下から脱する「プランAは依然として有効」と言明し たものの、相場下落に歯止めがかからず、2年債利回りは17bp上 げ7.37%となった。

原題:German Bonds Drop on Bets European Crisis-Fighting Plan Closer(抜粋)

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