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メルケル独首相にG8で成長重視の圧力-財政緊縮策に反発

19日に終了した主要8カ国(G8) 首脳会議では、ドイツのメルケル首相はユーロ圏の債務危機対応を経済 成長重視に移行することに同意した。米国が2年余り続く市場の混乱に 歯止めをかけるよう求める中、他国との衝突を避けた。

フランスのオランド大統領が初参加した米キャンプデービッドで開 かれた今回のG8首脳会談では、メルケル首相は債務削減とユーロ救済 に向け財政緊縮策を優先する政策に対し、これまでで最も広範囲に及ぶ 反発に直面した。G8首脳はギリシャがユーロを離脱すべきではないと の見方で一致したものの、一部の国は、各国政府が即効性のある雇用・ 成長策を推進しない限り、ギリシャ問題よりも重大な問題につながる可 能性があるとの見方を示した。

欧州の救済基金に最大の資金を拠出する、域内最大の経済を率いる メルケル首相なしでは、危機の解決はあり得ない。メルケル首相はG8 首脳会談後、オバマ米大統領からの圧力にも直面した。両首脳はG8後 に1対1で会談した。

メルケル首相はユーロ圏は財政出動では危機を脱却できないと主張 しており、G8でもその姿勢を崩さなかった。

同首相は首脳会議の総括として「堅実な財政がなければ、ユーロ圏 の不確実性が再び大きくなることは明確だ」と指摘。そのことは成長と 債務削減が「両立」できることを意味しているとの見解を示した。

原題:Merkel Resists G-8 Spending Pressure as Soccer Breaks the Ice(抜粋)

--取材協力:Helene Fouquet、Alan Crawford.

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