台湾、貿易関係を強化へ-2期目の馬総統、経済の安定を重視

台湾の馬英九総統は、台湾経済を支 えるため近隣諸国との貿易関係を強化すると表明した。野党の支持者ら が抗議活動を繰り広げる中、1月の総統選挙で再選を果たした馬総統の 2期目の就任式が20日、台北で行われた。

国民党主席の馬総統は就任演説で、「自由化のペースを加速する必 要がある」と言明。「人為的な貿易・投資障壁をなくし、台湾のために 国際慣習に一段と沿った真に自由でオープンな環境をつくる必要があ る」と付け加えた。

馬総統は、民進党の蔡英文主席を破り、総統として最後の二期目を 迎えた。馬総統再選は国民党が進める中国との関係改善が支持されたと 見なされているが、台湾経済は1-3月(第1四半期)に過去2年余り で最も低い成長率を記録した。

淡江大学国際事務戦略研究所(台北)の黄介正教授は、「馬総統は 有権者に長期的な経済面での安全保障を重視するよう促し、台湾が開か れた市場になる必要性を訴えた」と述べた。

民進党は19日、数万人の支持者を集め馬政権の増税と燃料・電気料 金引き上げ方針に対する抗議活動を展開。台湾団結連盟の支持者も馬総 統の就任に対し抗議した。

馬総統は、シンガポールやニュージーランドといった貿易相手国と の経済協力をめぐる協議を推し進める必要があると指摘。環太平洋経済 連携協定(TPP)への加入準備を今後8年以内に終えることを目指す と語った。

原題:Taiwan’s Ma Stresses Trade as Protests Mark Start of Second Term(抜粋)

--取材協力:Janet Ong、Paul Tighe.

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