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米国株の大統領選控えたリターン、レーガン再選前以来の低さ

米大統領選挙が6カ月後に迫る中、 米株式市場のここ1年間のリターン(投資収益率)は大統領選を控えた 時期としてはレーガン大統領が再選を目指したとき以来の低水準となっ ている。

共和党の大統領候補指名が確実なミット・ロムニー前マサチューセ ッツ州知事が1年前に選挙活動を始めて以後のS&P500種株価指数の リターンはプラス1.3%。ブルークバーグがまとめたデータによれば、 現職大統領が再選を果たした同じような時期の米国株のリターンはトル ーマン大統領以後で平均プラス12%。再選されなかった父ブッシュ大統 領とカーター大統領、フォード大統領の当時でも最低プラス7%だっ た。

3年間好調だった株式相場が弱含んでいることは、 過去70年で最 悪のリセッション(景気後退)時に就任したオバマ大統領が直面する課 題を示唆している。株式相場のリターンが大統領選の結果を占うことに はならないものの、S&P500種が4月2日以来8.7%下落していること は、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激のためさらに資金を投 じると見込む投資家が景気回復加速についての確信を失いつつある兆し かもしれない。

レッグ・メイソンの運用担当者ウェイン・リン氏は16日の電話イン タビューで、「財政政策は限界に達している。これまでは実際に予算で 対応できていた。あらゆる種類の財政政策を支える税収を生み出す経済 成長があった。以前は財政政策を推し進めるもっとずっと大きな柔軟性 があった」と述べた。

先週の米株式相場は3週連続で下落。S&P500種は前週末比4.3% 安の1295.22で引けた。MSCIオールカントリー世界指数は昨年9月 以降で最悪の週となった。

原題:Worst Market Since Reagan Greets Obama in Elections Since 1948(抜粋)

--取材協力:Chris Nagi.

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