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英投資銀行バンカーの基本給、10人に9人が凍結状態-調査

英国で投資銀行業務に従事するバン カーのうち10人に9人の基本給が過去1年間凍結されていることが、英 人材あっせん会社アストベリー・マースデンの調査で明らかになった。 金融業界の雇用機会が引き続き縮小していることが背景にある。

アストベリー・マースデンの21日の発表によると、投資銀行業務に 携わる従業員のうち約92%の基本給が3月31日までの1年間、引き上げ られなかった。規制強化の圧力が高まっているため、コンプライアンス とリスク管理部門の求人は改善が予想されるという。

同社のマーク・キャメロン最高執行責任者(COO)は発表文で 「金融機関は人事戦略の一環として正式な報酬凍結は実施していない が、影響が出てきている」と指摘。「一連の銀行の業績はまずまずだっ たが、収益性は依然として非常に低く、投資銀行大手の大幅な増員が正 当化されるとは見なされていない」と述べた。

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ (RBS)やロイズ・バンキング・グループなどの銀行に政府支援に伴 う税金が投じられていることに対して国民の怒りが高まる中、各国の金 融機関は規制当局や政府から報酬削減を迫られている。RBSのスティ ーブン・ヘスター最高経営責任者(CEO)は今年、野党・労働党が議 会で同CEOの賞与をめぐる採決を強行すると表明したことを受け、賞 与96万3000ポンド(約1億2000万円)相当を辞退する意向を示した。

英民間調査機関の経済ビジネスリサーチセンター(CEBR) は今 月、ロンドンの金融街、シティーとカナリーワーフ地区の今年の雇用者 数が25万5000人になるとの推計を示し、半年前の28万8000人から下方修 正した。予想通りなら1996年1-3月(第1四半期)以来の低水準とな る。

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