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5月18日の米国マーケットサマリー:フェイスブックが上場

ニューヨークの為替・株 式・債券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2792   1.2698
ドル/円             79.02    79.28
ユーロ/円          101.09   100.68


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種     12,369.38    -73.11     -.6%
S&P500種         1,295.22     -9.64     -.7%
ナスダック総合指数  2,778.79     -34.90    -1.2%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .29%        +.00
米国債10年物     1.71%       +.02
米国債30年物     2.80%       +.01


商品 (中心限月)           終値    前営業日比  変化率
COMEX金(ドル/オンス) 1,591.90  +17.00  +1.08%
原油先物   (ドル/バレル)    91.07   -1.49  -1.61%

◎外国為替市場

18日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが一時、対ドルで 4カ月ぶり安値をつけた。ショイブレ独財務相が金融市場の混乱は あと2年続く恐れがあると述べたのが嫌気された。週間ベースでは 3週連続で対ドルで下げた。

ユーロはテクニカル指標で最近の下落が行き過ぎであることが 示唆されたため、米市場では堅調な場面が目立った。ドルと円は週 間ベースでそれぞれ主要通貨の大半に対して上昇。投資家の安全性 を求める動きが影響した。米国では主要8カ国(G8)首脳会議が 18日に開幕する。

みずほフィナンシャル・グループの米通貨セールス担当責任者、 ファビアン・エリアソン氏(ニューヨーク在勤)は「今週は欧州の 金融情勢が激しく変動し、それが圧力となった。しかしやや弱まり も見える」と指摘。「オーストラリア・ドルやニュージーランド・ ドルなど資源国通貨が下落した。守りの姿勢が強まり、高リスクが 解消される際に通常見られる動きだ」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時21分現在、ユーロは対ドルで

0.5%高の1ユーロ=1.2767ドル。一時は0.4%安の1.2642 ドルと、1月16日以来の安値まで売り込まれた。週間ベースでは

1.2%下落。ユーロは対円で0.3%高の1ユーロ=100円92銭。 週間ベースでは2.3%下落。円は対ドルで上昇。朝方の下げから戻 し、一時は1ドル=79円01銭と、2月17日以来の円高・ドル安 水準をつけた。

◎米国株式市場

米株式相場は6日続落。S&P500種株価指数は昨年11月以 来最長の連続安となった。前日に過去最大規模の新規株式公開(I PO)を実施したフェイスブックがこの日、上場されたが、市場を 覆う欧州債務危機への懸念を払拭(ふっしょく)することはできな かった。

フェイスブックは0.6%上昇。一時は18%高となった。IP Oで160億ドルを調達した同社は、ナスダックOMXグループの当 初見通しより30分遅れて初値が付いた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株 価指数は前日比0.7%安の1295.22。ダウ工業株30種平均は

73.11ドル(0.6%)下落して12369.38だった。

フェデレーテッド・インベスターズのチーフ株式ストラテジス ト、フィリップ・オーランド氏(ニューヨーク在勤)は電話インタ ビューで、「フェイスブックをめぐる熱狂はあまりに激しい」とし、 「取引初日の値動きがもっと良ければ、市場全体に若干の追い風と なっただろう。ギリシャへの悲観もまだ消えていない。主要8カ国 (G8)首脳会議では何が決定するか誰にも分からない」と述べた。

欧州債務危機をめぐる懸念を背景に、S&P500種は過去6営 業日で4.6%下落。ドイツのショイブレ財務相は、欧州債務危機が もたらした金融市場の混乱はさらに2年は続く可能性があると述べ た。主要8カ国(G8)首脳会議ではギリシャ情勢とそれが世界経 済に与える影響について協議する予定だ。

◎米国債市場

米国債市場では、10年債が下げを縮める展開。欧州債務危機の 拡大懸念や、週末を控えショート(売り持ち)ポジションの持ち越 しを避けたいとの思惑から買いが入った。

10年債は週間ベースでは9週続伸と、1998年以来の長期上昇 局面。今週は格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス がスペインの銀行16行の格付けを引き下げたほか、フィッチ・レ ーティングスはギリシャを格下げした。この日は、来週の利付き国 債入札(発行総額990億ドル)を控え、このところの上昇は行き過 ぎとの見方が広がったことから、10年債利回りは午前中、上昇する 場面が目立った。

三菱UFJ証券USAのシニア米国債トレーダー、トーマス・ ロス氏(ニューヨーク在勤)は「不安に駆られた取引が根強く見ら れる」とし、「ショートポジションを抱えている人であれば、週末 を持ち越したくはないだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク 時間午後3時6分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の1.71%。同年債(表面利率

1.75%、2022年5月償還)価格は1/8下げて100 11/32。

利回りは一時4bp上昇した。一方で1.6937%に下げる場面 もあり、昨年9月23日に付けた過去最低の1.6714%に近づいた。 週間では11bp下げている。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。1週間ぶりの高値となった。 米金融当局が追加の刺激措置を発表するとの観測から、インフレヘ ッジとしての金の需要が膨らんだ。

前日は5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナス に転じたことをきっかけに、追加緩和観測が広がり、金は2.5%高 と昨年10月以来の大幅上昇となった。前日以前は年初来の上昇分 を帳消しにし、弱気相場入りしていた。欧州債務危機の深刻化で、 ドルが上昇したことが背景にある。米連邦公開市場委員会(FOM C)は2008年以降、政策金利を過去最低水準に据え置いており、 2度にわたる量的緩和(QE)で住宅ローン担保証券や国債など2 兆3000億ドル相当を購入した。

RJオブライアン・アンド・アソシエーツのシニア商品ブロー カー、フィル・ストライブル氏(シカゴ在勤)は電話インタビュー で、「何らかの緩和措置に対する期待で、相場は活気づいている」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物6月限は前日比1.1%高の1オンス=1591.90ドルで終了。一 時は1597.50ドルと、10日以来の高値を付けた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続落。6カ月ぶりの安値となった。 ギリシャがユーロ圏離脱を余儀なくされるとの見方から、欧州債務 危機の深刻化で燃料需要が減退するとの懸念が強まった。

ドイツのショイブレ財務相は、欧州債務危機がもたらした金融 市場の混乱はさらに2年は続く可能性があると述べた。原油は週間 ベースで3週連続の下落。米消費者信頼感の落ち込みや、米国の原 油在庫の増加が影響した。

ショーク・グループ(ペンシルベニア州ビラノバ)のスティー ブン・ショーク社長は「マクロ経済のニュースは悪い内容が多い」 と指摘。「原油は欧州情勢とそれが米国に及ぼす影響を手掛かりに 動いている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物6月限は前 日比1.08ドル(1.17%)安の1バレル=91.48ドルで終了。終 値としては昨年10月26日以来の安値となった。週間では4.8% 下落。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba +1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.net Editor: Tsuneo Yamahiro 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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