スペイン国債と金融債の保証コスト上昇、過去最高-格下げで

18日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場で、スペインの国債と金融債を保証するコストが 過去最高に達した。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サー ビスがスペインの銀行16行を格下げしたことから、リスク意識が高まっ た。

ロンドン時間午前9時25分(日本時間午後5時25分)現在、スペイ ン国債のCDSスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し556bp。一時はこれまでの最高となる560bpに達し た。ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)のスプレッ ドは6日連続で上昇。この日は8bp上げ501bpと、過去最高を記 録。サンタンデール銀行については9bp上げ452.5bpと、6カ月ぶ り高水準となった。

スペイン銀行(中央銀行)の18日発表によると、市中銀行の不良債 権比率は3月に17年ぶり高水準となった。4年にわたる不動産不況でデ フォルト(債務不履行)が増え、企業のバランスシートは潜在的な損失 を十分反映していないとの懸念が強まっている。中銀によると、市中銀 は1840億ユーロ(約18兆5300億円)相当の不動産関連の「問題資産」を 抱えている。

みずほインターナショナル(ロンドン)のアナリスト、ロジャー・ フランシス氏は「市場関係者はスペイン自体の問題とギリシャからの危 機感染の可能性について懸念している」とし、「格下げはそれほどの驚 きではあり得ないだろう」と述べた。

原題:Spanish Bank Downgrades Trigger Surge in Default Swaps to Record(抜粋)

--取材協力:Esteban Duarte.

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