スペイン政府機関もECB依存-財政難の地方支援、金利1%

スペイン開発金融公庫(ICO)は 同国政府が財政難の地方を支援する際に活用する金融機関だが、欧州中 央銀行(ECB)の資金供給のおかげで調達コストを抑えることが可能 だ。

ICOは今年予定する債券200億ユーロ(約2兆円)のうち60%を 発行済みだが、銀行免許を持っているのでECBから借り入れることも できると、幹部のアントニオ・コルデロ氏が11日のインタビューで明ら かにした。3年債発行なら金利が5%を超えるが、ECBの資金なら 1%で調達できるという。

1970年代に設立された政府系のICOは財政赤字の削減に苦しんで いるラホイ首相にとって、地方財政を支援するための主要手段となっ た。ICOがECBから借り入れている事実は、ユーロ圏の市中銀行に 1兆ユーロを超える資金を供給してきたECBの緊急措置の対象がどれ ほど広いかを示すものだ。

コルデロ氏は「2011年からの事前調達分50億ユーロに加え、ICO には銀行免許といわゆる非伝統的な調達手段がある」と語り、「提供さ れる最善の機会を生かそうと試みている」と述べた。

ECBが2月に担保として認める資産対象を広げる決定を行ったこ ともICOには追い風だ。この決定は7カ国の中銀が対象で、スペイン も含まれている。また、ユーロ圏では幅広い金融機関がECBの資金供 給措置を利用しているため、ICOは恥じ入ることなく緊急措置の世話 になれるとコルデロ氏は語った。「不名誉なことでないのは明らかで、 利用するかしないかという単純な話だ」という。

原題:Spain Crisis Lender for Regions Can Tap ECB to Fill Coffers (1)(抜粋)

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