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米S&P500種の5月の時価総額減少額、昨年より3倍悪い

米S&P500種株価指数の時価総額 は、5月に入ってから昨年と同程度落ち込むと警告していた投資家は間 違っていた。実際は、2008年以来の高値水準から落ち込んだ昨年よりも 3倍も悪かった。

ブルームバーグのデータによると、米国株の時価総額は今月に入っ て約1兆ドル(約79兆円)失われた。ギリシャのユーロ圏離脱観測を受 け、1-3月(第1四半期)に1998年以来の上昇を記録した株価は反転 したからだ。S&P500種の時価総額は昨年、3年ぶり高値を付けた4 月29日からの13営業日間で3450億ドル減少した。

株価の低迷や、経済成長の減速を示す指標、スペインやイタリアな どの経済状況をめぐる懸念は、投資家に2011年のことを想起させた。11 年は最も変動の激しい年の一つで、S&P500種は最大19%下落した。 米投資信託協会(ICI)によると、株安を予想する投資家は、4月に 米国株投信から180億ドル引き揚げた。これは少なくとも1984年以来で 最大。

ハンティントン・アセット・アドバイザーズ(シンシナティ)のフ ァンドマネジャー、ピーター・ソレンティーノ氏は、「リスクが拡大す る見通しだ」と指摘。「昨年は、缶蹴りする余裕があり、希望も残され ていたが、今年はもっと悪い。欧州が行き詰まり、缶はこれ以上転がり そうもないからだ」と述べた。

原題:S&P 500 Declines at Three Times 2011 Rate as May Losses Deepen(抜粋)

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