ユーロは対ドルで等価に向け下落も、15年前と類似-シティ

ユーロは15年前のパターンと同様の 長期的な弱気相場の中でドルに対して下落しつつあり、1-2年後には パリティー(等価)に達する可能性がある。シティグループが指摘し た。

シティグループ・グローバル・マーケッツのテクニカルストラテジ スト、トム・フィッツパトリック氏とシャム・デバニ氏は17日のリポー トで、ユーロ・ドル相場は恐らく数週間か数カ月先にまず1ユーロ =1.20ドルを付けるだろうと記した。1985-97年と2000-12年の相場パ ターンを比較した分析だという。両氏は、ユーロはいわゆるダウンチャ ンネル(下落ゾーン)の底に向かって下げを加速すると予想している。

フィッツパトリック氏は電話インタビューで、「将来どういった事 態が待ち受けようと、一つ確実なのは現行のユーロの枠組みが持続可能 ではないということだ」と語った。

ユーロは17日に一時、1ユーロ=1.2667ドルと1月17日以来の安値 を付けた。今月に入ってからは対ドルで4.1%下落。フランス大統領選 で社会党のオランド氏が勝利したことや、ギリシャ総選挙後の連立政権 樹立交渉がまとまらなかったことを受け、債務危機が深刻化するとの観 測が高まった。

フィッツパトリック、デバニ両氏はリポートで、共に期間12年の2 つのチャートとその間に発生したイベントが似通っていると指摘。85 -97年の最初の12年間には米S&L(貯蓄・貸付組合)危機やリセッシ ョン(景気後退)があった上、ユーロの前身であるERM(欧州為替相 場メカニズム)が崩壊した。

フィッツパトリック氏は、ERM崩壊は92年に英国で始まり、94年 末まで続いたと説明。今回は欧州周辺国の債券市場の危機がユーロ下落 に拍車を掛けていると述べた。

原題:Euro Sliding Toward Parity, Citigroup Says: Technical Analysis(抜粋)

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