JPモルガンCEOの連銀理事職、問題生じる-米財務長官

民間バンカーをニューヨーク連銀の 理事として起用することは、「認識」をめぐる問題を生じさせるとガイ トナー米財務長官が言明した。

17日放送のPBSテレビの番組「ニュースアワー」でのインタビュ ーでの発言記録によれば、同長官は米銀JPモルガン・チェースのジェ イミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)がニューヨーク連銀の理事 を務めるべきかどうかとの質問に答え、こう発言した。

ガイトナー長官は、連銀理事は監督や規定立案、金融危機への対応 には関与しないと説明した上で、「認識をめぐる問題が生じることには 同意する。この問題への対応策を探る価値はある」と述べた。

マサチューセッツ州から民主党候補として上院議員選挙に出馬する エリザベス・ウォーレン氏は、ダイモンCEOにNY連銀の理事職を辞 めるよう求めている。バーナード・サンダース上院議員(バーモント 州、無所属)も、同CEOの2つの役職に利益相反が認められると主 張。ダイモンCEOは先週、JPモルガンの20億ドル(約1600億円)に 上るトレーディング損失を明かにした。

ガイトナー長官は、90年以上前にできた「連邦準備制度の構造が問 題だ」と指摘、「改革を試みる価値はある」と語った。

1913年成立の連邦準備制度法に基づき、NY連銀の理事会にはダイ モンCEOを含め3人のバンカーが参加している。2010年の金融規制改 革法(ドッド ・フランク法)施行に伴い、理事を務めるバンカーの連 銀総裁を選ぶ投票権はなくなった。

原題:Geithner Sees Bankers on NY Fed Board as Perception Problem (2)(抜粋)

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