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財務相:為替市場を一層の緊張感持って注視-適時適切に対応

安住淳財務相は18日午前の閣議後会 見で、円高が進行していることを受け、「為替市場では昨晩から荒い値 動きが見られた」と警戒感を示し、「昨晩発表された米国の経済指標の 1つを捉えて投機勢がやや過剰に反応している」と述べた。その上で 「当局としては為替市場の動向を一層の緊張感を持って注視し、適時適 切に対応したい」とけん制した。

また、株価が4カ月ぶりに8700円台を割ったことを受け、「日本経 済は回復傾向に一歩踏み出したという手応えを感じている。実体からい うと非常に低く評価されており残念だ。これは実力ではない」と指摘。 長期金利が一時0.815%と9年ぶりの低水準となったことに対しては 「相対的に見れば安全資産ということだ」と述べ、リスク回避の買いが 優勢となっている現状を説明した。

為替市場では、米国で発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況 指数が8カ月ぶりのマイナスとなったことでドル売りが活発化。米国の 景気腰折れや欧州金融危機への懸念から米長期金利の低下が進む中、一 時1ドル=79円14銭と2月17日以来のドル安・円高水準を付けた。現在 は79円40銭台で推移している。

ギリシャのユーロ離脱「簡単ではない」

欧州の政府債務危機のきっかけとなったギリシャの再選挙が決まっ たことについては「残念だ。再選挙の結果を注視したい。6月中旬まで 当面様子見となり、実体経済全体に影響が及ぶようになると、世界経済 や日本経済にとってもプラス材料ではない」と強調。同国のユーロ圏か らの離脱の可能性については「そう簡単ではない。財政再建策をしっか り実行することが第一だ」と語った。

--取材協力:小宮弘子  Editors: 小坂紀彦, 沖本健四郎

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