枝野経産相:米地裁のイラン資産凍結指示を批判-弁護士の本領

枝野幸男経済産業相は18日午前の閣 議後の記者会見で、米ニューヨーク地裁が三菱UFJフィナンシャル・ グループ傘下の三菱東京UFJ銀行の口座にあるイラン政府・中央銀行 の資産(26億ドル相当)凍結を指示したことについて、「そもそも、ア メリカの裁判所の効力がアメリカの主権の及ばない地域に及ぶのは、私 の司法知識からすると明らかにおかしい」と疑問を呈した。

弁護士資格を持つ枝野氏は、司法試験の受験時に国際法を選択科目 として選んでいた過去を披露し、「その見地からすると、どうにも理解 できないという感想だ」と語った。

この問題に関する日米政府間の協議内容について、枝野氏は「相手 国もあるので申し上げるべきではない」としながらも、「アメリカも権 力分立が原則ですから、行政府間における話がどこまで効力を持つかに ついては十分理解している」と述べ、地裁が下した判断に政府が介入す ることの難しさに理解を示した。

イラン政府の口座が凍結されたことで、イランからの原油輸入に支 障が出る可能性もある。イラン政府は、同国の原油の決済を一手に取り 扱っている三菱東京UF銀行から販売代金を引き出すことができなくな ったため、代替の手段がない場合には、今後日本向け原油の荷積みを拒 む懸念があるためだ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE