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【個別銘柄】コマツなど建機急落、輸出や金融安い、光通信は逆行高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

コマツ(6301)など建設機械株:コマツが前日比5.7%安の1879 円、日立建機(6305)が9.6%安の1487円。建設・鉱山機械最大手の米 キャタピラーが17日発表した2-4月の建設・鉱山機械の世界小売販売 は前年同期比12%増と、1-3月(18%増)に比べ伸びが鈍った。世界 的な建機需要の伸び鈍化を懸念し、日本の関連銘柄に売りが広がった。

景気敏感株:三菱商事(8058)が4.4%安の1581円、新日本製鉄 (5401)が2.7%安の181円など。欧州では、ギリシャ情勢の混迷が続く ほか、17日には米格付け会社がスペインの銀行の格下げを発表、同国が 実施した国債入札では借り入れコストが上昇した。また米国でもフィラ デルフィア連銀管轄地区の製造業景況指数が縮小に転じるなど経済指標 が振るわず、世界景気の落ち込みを警戒した売りに押された。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が3.7%安の3030円、ホンダ (7267)が3.6%安の2564円、日立製作所(6501)が4.3%安の469円な ど。欧米経済の先行き透明感が強まっていることを背景に、日本時間18 日午前の東京外国為替市場では、1ユーロ=100円台後半、1ドル=79 円台前半と、円相場がユーロ、ドルに対し直近の円高水準で推移し、収 益懸念から輸出関連株が売られた。

金融株:野村ホールディングス(8604)が5.6%安の268円、三菱 UFJフィナンシャル・グループ(8306)が3.4%安の339円など。東証 業種別33指数の下落率1位は、証券・商品先物取引だった。欧州債務問 題を巡る警戒感などを背景に、17日の欧米株式市場で金融株の下げが目 立った流れを汲んだ。前日には米S&P500種株価指数の主要10業種 中、金融株指数が2.1%安で値下がり率上位。ストックス欧州600指数の 主要19業種でも、金融サービス指数、銀行指数が下落率1、2位に並ん だ。

パナソニック(6752):4.3%安の541円。バークレイズ・キャピタ ル証券が17日付で、目標株価を従来の620円から570円に引き下げた。投 資判断は「アンダーウエート」で据え置く。藤森裕司シニアアナリスト は、スムーズな事業構造の転換に確信が持てない、とリポートで指 摘。13年3月期の連結営業利益予想を2500億円から2420億円に(会社計 画は2600億円)、14年3月期を3050億円から2910億円にそれぞれ減額。 新たに15年3月期を3440億円と試算した。

ケンコーコム(3325):ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)と なる7000円(17%)高の4万8600円。楽天(4755)を割当先とした第三 者割当増資で、約15億円を調達すると17日に発表した。調達資金は、物 流拠点の拡充やシステムの整備・更改費用、海外事業での投資などに充 当する予定だ。6月に実施する第三者割当増資を受け、楽天がケンココ ムの議決権比率40.75%を持つ筆頭株主に浮上。楽天とは資本業務提携 する。ケンココムは、健康食品や化粧品などのインターネット販売を手 掛ける。楽天株は0.5%安の8万4700円で終えた。

大阪製鉄(5449):6.9%高の1295円。発行済み株式総数の4.73% に当たる200万株を上限に自社株買いを実施する方針、ときょう午後2 時に発表した。取得総額の上限は36億円、取得期間は21日から8月10日 まで。発表後に、株式需給の改善を期待した買いが膨らんだ。

光通信(9435):4.2%高の2600円。携帯電話販売事業での安定的 な収益確保などにより、13年3月期の連結営業利益は前期比31%増 の240億円になる見通しと、きょうの昼休み時間帯に発表。併せて、発 行済み株式総数の2%に当たる100万株(金額では20億円)を上限に自 社株買いを実施する方針と発表。好業績と株式需給の改善を期待した買 いが午後に膨らんだ。

三菱電機(6503):3.9%安の625円。SMBC日興証券が17日付 で、目標株価を従来の840円から760円に引き下げた。投資判断は「中 立」で継続。嶋田幸彦シニアアナリストは、中国向けを中心とした工場 生産の自動化(FA)システムのモメンタム鈍化が継続しているほか、 防衛省などに対する費用の過大請求に関する問題解決にも時間がかかる 公算が大きく、セクター内で優位性が高いとは言えない、とリポートで 指摘した。13年3月期の連結営業利益予想を2250億円から2100億円に減 額(会社計画は2000億円)、14年3月期を2600億円から2450億円に変 更、新たに15年3月期を2850億円と試算した。

NEC(6701):2.5%安の118円。シティグループ証券が目標株価 を従来の170円から130円に引き下げた。投資判断は「中立」を据え置 き。原田慎司アナリストは、相対的な競争力低下や財務悪化による戦略 オプション減少リスクを勘案し、セクター平均より低い株価収益率 (PER)を付与、と17日付の英文リポートに記述している。

メガチップス(6875):2.2%高の1776円。ドイツ証券が17日付 で、目標株価を従来の2100円から2300円に引き上げた。投資判断は「買 い」で継続。中根康夫アナリストは、デジタル一眼レフカメラ向け LSIなどがけん引役となり、来期以降の収益大幅拡大の可能性高まる とリポートで指摘した。川崎マイクロの買収でさらなる収益拡大機会も 獲得と述べており、13年3月期の連結営業利益予想を43億円から45億円 に増額(会社計画は41億円)、14年3月期を55億円と予想した。

トクヤマ(4043):8.1%安の192円。クレディ・スイス証券が17日 付で、目標株価を270円から220円に引き下げた。投資判断は「中立」で 据え置き。澤砥正美アナリストは、株価反転の材料はポリシリコンの需 給急改善や太陽電池市場の予想を上回る回復などと考えるが、短期的に は期待薄、と18日付の投資家向けメモで指摘した。13年3月期の連結営 業利益は125億円(会社計画120億円)を予想、14年3月期は125 億 円、15年3月期は170億円と見込む。

グリー(3632)やディー・エヌ・エー(2432):グリーが5.9%安 の1365円、DeNAは2.5%安の1945円。ソーシャルゲーム内のアイテ ムを換金できないよう自主規制に踏み切ると、18日付の日本経済新聞朝 刊が報じた。また、NHKは18日、消費者庁がきょう「コンプガチャ」 を規制対象にすることを公表すると伝えている。収益減を懸念した売り が優勢となった。

ミズノ(8022):1.5%高の395円。13年3月期の連結営業利益は前 期比13%高の62億円になる見通しと、17日発表した。国内外で商品開発 力の強化を図るほか、中国をはじめアジア諸国での安定的な製品調達基 地を充実させることなどで、収益拡大を目指す。ブルームバーグ・デー タによると、アナリスト3人の事前の予想平均は58億円だった。

ニコン(7731):6.2%安の2185円。野村証券は17日付で、投資判 断を「買い」から「中立」に、目標株価も2914円から2667円に引き下げ た。和田木哲哉アナリストは投資家向けメモで、株価上昇と業績修正で 割安感が薄くなってきたと指摘する。

日本調剤(3341):0.7%高の2981円。今後3年間で100億円程度を 投じ、生産能力を現在の8倍となる年間100億錠に引き上げると、18日 付の日経新聞朝刊が報道。将来の収益寄与を期待した買いが先行した。

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