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世界の銀行:資本規制で普通株45兆円調達必要にも-フィッチ

世界の大手銀行は、2019年までに実 施される自己資本規制の条件を満たすために普通株発行を通じ合わせて 約5660億ドル(約45兆円)を調達する必要があり、株主へのリターンが 縮小する-。格付け会社フィッチ・レーティングスのアナリストらはこ う指摘する。

ニューヨーク在勤のマーティン・ハンセン氏率いるアナリストらが まとめたリポートによれば、当局が「大き過ぎてつぶせない」と見な す29行が必要となるこの額は、これら銀行の現行の普通株総額2兆5000 億ドルの約2割以上に相当する。

ハンセン氏は電話インタビューで、バーゼル銀行監督委員会の資 本・流動性規制(バーゼル3)が「一段の経費削減という動機」を生み 出すと述べ、経費カットが「可能な分野の借り手と顧客に対する価格圧 力が高まる」と分析した。

リポートは、銀行各行が変動性の大きい低格付け資産の保有を減ら す公算が大きく、潜在的に体力の弱い企業の借り入れコストが高まり、 こうした企業は融資を借りにくくなるとしている。これら企業が発行す る証券は取引が一段と難しくなり、借り手はプライベートエクイティ (PE、未公開株)投資会社やヘッジファンドといった規制の少ない貸 し手からの資金調達を余儀なくされる可能性があるという。

原題:Banks May Need $566 Billion to Plug Capital Gap, Fitch Says(抜粋)

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