アイルランド、2度目の救済余儀なくされる公算も-ドイツ銀

アイルランド政府は銀行システムで 不良債権による損失が膨らんでいるため、2回目の救済を余儀なくされ る公算がある-。ドイツ銀行がこうした見方を示した。

同行のアナリスト、デービッド・ロック、ジェイソン・ネイピア両 氏は18日公表のリポートで、アイルランドで救済を受けた銀行は、昨年 実施のストレステスト(健全性審査)で見積もられたよりも最大40億ユ ーロ(約4040億円)多い金額を不良債権に引き当てるため、そのための 資本が必要となる可能性があると分析。

「控えめな規模でも新たに資本増強が必要になれば、投資家がソブ リン債投資を思いとどまり、同国に第2次融資プログラムを必要とさせ る方向へ情勢が傾く可能性がある」と説明した。

2010年に救済を要請したアイルランド政府は、過去3年間で約630 億ユーロを国内銀行に注入。政治家や金融監督当局は住宅ローンの債務 免除拡大を回避しようと試みているものの、政府が導入を計画する新た な個人破産法がリスクをもたらすとドイツ銀は指摘した。

両アナリストは「住宅ローンの延滞は過去1年で急速に増え、住宅 の値下がりは続き、市場の流動性は限られていて、銀行顧客の過半数は ローン残高が資産価値を上回る状態に陥っている」と説明。このため、 「住宅ローンを抱える一部の人々はインセンティブをそがれ、デフォル ト(債務不履行)に追いやられるとわれわれは危惧している」と論じ た。

原題: Irish Banks May Tip State Into Bailout 2, Deutsche Bank Says (1)(抜粋)

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