ヴァーレ:石油資産の売却で米シティと加ノバスコシア銀採用

世界最大の鉄鉱石生産会社、ブラジ ルのヴァーレは、国内の石油・天然ガス資産を売却するためカナダのノ バスコシア銀行と米シティグループを採用した。事情に詳しい関係者3 人が明らかにした。ヴァーレは金属生産に重点を置いている。

関係者の1人が匿名を条件に明らかにしたところによると、ヴァー レがブラジル国内と沖合で保有する油田の権益は最大10億ドル(約800 億円)相当とみられる。

鉄鉱石と金属の価格下落で利ざやが縮小する中、ムリロ・フェレイ ラ最高経営責任者(CEO)は投資家への資本還元に重点を置いてい る。同CEOは1年前にロジェール・アニェリ氏からCEO職を引き継 いだ。ヴァーレは今月、傘下のカダムの株式61.5%を3010万ドルで売却 し、カオリン鉱物事業から撤退している。カダムはブラジルのアマパ州 で露天掘り鉱山を操業している。

ヘッジファンドのテオリカ・インベスチメントスの株式アナリス ト、レオナルド・ブリト氏は17日、リオデジャネイロからの電話インタ ビューで「ヴァーレの鉄鉱石以外の資産はまだ期待収益を上げていなか った」と指摘。「ヴァーレは投資を削減し、その代わり配当を増やし始 めている」と述べた。

シティグループのサンパウロ在勤の匿名の担当者はコメントを控え た。ヴァーレのリオ在勤の担当者に17日、連絡を取ったが回答は得られ ていない。ノバスコシア銀の広報担当者、ジョー・コネクニー氏に電話 したが、コメントは得られなかった。

原題:Vale Said to Hire Citigroup, Scotiabank for Oil Assets Sale (2)(抜粋)

--取材協力:Sean B. Pasternak.

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