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JPモルガンCEO窮地でほえるリーダー-闘争心生まれつき

米銀JPモルガン・チェースのジェ イミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は銀髪で、ブルーグレー色 の目からはCEOらしい刺すような鋭い視線を発する。しかし、その話 しぶりはまるで興奮したトレーダーのように見える。

ダイモン氏は、無遠慮な言葉をニューヨーカー特有の早口でまくし たてる。他の金融機関の首脳とは異なり、自分の銀行の運命を握る議員 や監督当局者を非難するためにそのような言葉を用いるのを楽しんでい るかのようだ。ブルームバーグ・ビジネスウィーク(5月21日号)が報 じた。

証券会社スミス・バーニーのトレーダーとして、ダイモン氏の下で 働いた経験のあるマイケル・ドリスコル氏はブルームバーグ・ニュース に対し、「この業界全体を守る責任を彼は引き受けている。生まれつき の気性も闘争的だが、多くの犬の群れのリーダーがそうであるように、 窮地に追い込まれれば大きな声でほえ返すだろう」と話している。

チーフ・インベストメント・オフィス(CIO)部門での20億ドル (約1600億円)の損失が公表された10日以降、JPモルガンに対して は、自業自得だの不幸を喜ぶといった類いの言葉が派手に投げつけられ てきた。

ダイモン氏自身もヘッジ戦略の実行と管理に不備があったと認め、 NBCの番組「ミート・ザ・プレス」で「われわれは自分たちが注意散 漫で愚かだということを承知している」と語った。ヘッジファンドが JPモルガンの脇の甘さを攻撃したことで損失が膨らんだ可能性が大き い。

譲歩はしない

しかし、リスクの高い自己勘定取引の規制を強化したいと考える監 督当局者にわずかでも譲歩するような形で、ダイモン氏が後退するので はないかと考えた向きがあれば、彼という人物が分かっていない。フロ リダ州タンパで15日に開かれた年次株主総会で、ダイモン氏は「あらゆ る是正措置を講じる」と小気味よい調子で約束している。

原題:Dimon Shows No Retreat: Bloomberg Businessweek Opening Remarks(抜粋)

--取材協力:Dawn Kopecki、Erik Schatzker.

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