海外投資家の日本株売り越し、昨年11月来の4週連続-5月2週需給

5月第2週(7-11日)の日本株 市場で、海外投資家は4週連続で売り越したことが東京証券取引所の 公表データで分かった。4週連続で海外勢が売り越したのは、昨年の 11月第4週以来となる。

東証が17日に発表した同週の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き2074 億円売り越した。売越額は3月3週以来の大きさ。前の週の売越額は 483億円だった。

野村証券エクイティ・ストラテジー・チームの柚木純アナリスト は、4月27日に日本銀行が決定した「追加金融緩和が不十分な内容だ と失望され、海外勢の売りに勢いがつき始めた」と指摘。さらに、欧 州情勢の先行き不透明感が再燃していることが売り姿勢の継続につな がっている、と言う。

第2週の日経平均株価は週間で4.6%(427円)安の8953円で終 え、約3カ月ぶりに9000円を割り込んだ。週間では6週連続の下落。 6日に行われたギリシャの総選挙で、同国への救済策合意に反対する 政党が躍進したことを受け、その後の連立政権樹立に向けた交渉が難 航、欧州債務問題に対する先行き警戒が強まった。

海外勢以外の動向は、個人投資家が6週連続の買い越しで、買越 額は1623億円と前の週の534億円から拡大。個人特有の逆張り姿勢か ら、相場の下げ局面で買いに動いた。このほか買い越しは、投資信託 (361億円)、事業法人(227億円)、その他法人等(59億円)、都銀・ 地銀等(28億円)、生保・損保(6億円)、その他金融機関(153億円)。 半面、売り越しは証券自己(446億円)、年金の動きなどを示す信託銀 行(207億円)。信託銀の売り越しは3週ぶりだった。

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