ラトIMF元専務理事:欧州はギリシャ離脱の準備できていない

スペインの銀行バンキアの会長を先 週辞任した国際通貨基金(IMF)の元専務理事、ロドリゴ・ラト氏 は、欧州がギリシャのユーロ離脱がもたらす影響を食い止める準備がで きていないとの見解を示した。

ラト氏は16日夜、フランクフルトで開かれたパネル討論会で、もし いま各国がさまざまな理由でユーロを離脱できるという考え方を容認し てしまったら、「われわれはその結果に対して準備ができていない」と 指摘。「結果は本当に制御不能になる可能性がある」と述べた。

ギリシャが今月の総選挙後に政権樹立に失敗したことから、同国の ユーロ離脱の観測が高まった。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メン バー、アイルランド中銀のホノハン総裁は12日、ギリシャのユーロ圏離 脱は「技術的」には対処可能だと述べた。

ラト氏は「欧州は大きな過ちを犯すことになり、今世紀が欧州の大 きな過ちで始まるのは残念だ」と述べた。

また、スペインの銀行をリセッション(景気後退)の影響から守る ことは不可能だとの見方も示した。

同氏は「スペインの銀行システムの問題は、リセッションが5年続 くことを誰も予想しておらず、バランスシートが予想より大幅に悪化し ていることだ」と指摘。「銀行のバランスシートを景気循環から切り離 すことはできない」と述べた。

原題:Rato Says Europe Is Not Prepared for Consequences of Greek Exit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE