欧州緊張の中でG8とNATO首脳会議開催-「危機」が支配

欧州金融危機とその政治的影響が週 末から米国で相次いで開催される2つの首脳会議に暗い影を投げかけて いる。

18、19日には、主要8カ国(G8)首脳会議が米ワシントン近郊の キャンプデービッドで開かれる。その後、大半の首脳は北大西洋条約機 構(NATO)首脳会議出席のため、オバマ米大統領の地元シカゴへと 移動する。ロシアのプーチン大統領は欠席を通知した。

両会議ともオバマ大統領のためにしつらえられた舞台だ。11月に再 選を目指す大統領には、外交政策で指導的役割を演じていることを国民 に示す狙いがある。

米戦略国際問題研究所(CSIS)の欧州プログラムのディレクタ ー、ヘザー・コンリー氏は、G8は「欧州危機サミットとなり、欧州危 機に支配されるだろう」と話す。

G8の全体会議の前に、オバマ大統領はフランスのオランド新大統 領とホワイトハウスで会談する。両大統領は、より成長に重点を置いた 政策を欧州に求める点で一致するが、アフガニスタンからの部隊撤退時 期では意見が異なっている。

G8首脳会議の議題は、ギリシャの財政・政治危機と支援のほか、 アフリカの食糧安全保障、米国と中国、日本の経済成長、貿易、エネル ギー、気候変動、シリアとイラン、北朝鮮への対応などとなる予定。

財政問題はまた、NATOへの資金拠出にも影響している。加盟国 はここ1年で軍事予算の削減を開始した。

原題:Euro Strains Overshadow Obama Hosting G-8, NATO Meetings in U.S.(抜粋)

--取材協力:Helene Fouquet、Kate Andersen Brower、John Glover.

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