東芝:15年3月期の営業利益、前期の2.2倍目指す-株価は上昇

東芝は2015年3月期の営業利益を 前期(12年3月期)実績の約2.2倍の4500億円に増やす計画だ。新興 国で売上高を増やし、半導体やテレビの収益も回復させる方針。

17日に3カ年計画を発表した。目標が達成できれば、営業益は過 去最高だった1990年3月期の3159億円を42%上回る。売上高目標は 前期比28%増の7兆8000億円。同社は毎年、3カ年計画を見直して公 表している。

強気の計画発表前に国内のテレビ生産停止の報が伝わって東芝株価 は午後に上昇。一時は前日比5.9%高と、7カ月ぶりの日中上昇率を示 した。終値は同5.6%高の322円。

部門別の損益予想を見ると、テレビ不振もあって前期に282億円の 赤字を出したデジタルプロダクツ事業は15年3月期に500億円の利益 を確保予定。半導体など電子デバイスの営業益は構造改革により2.4倍 に増やし、1800億円とする計画。

佐々木則夫社長は17日の説明会で、携帯端末などの記憶媒体で世 界2位のシェアを持つNAND型フラッシュメモリーについて「高付加 価値品へのシフトを加速させ収益基盤を確保する」と語った。テレビ事 業自体からの撤退に関しては、今期の下半期には黒字化が可能として、 否定した。

一方、原子力事業の年商1兆円達成目標は、従来から2年先送りし 18年3月期とした。同社長は理由として、東日本大震災の影響を織り 込んだ点を挙げた。3年分の設備投資・投融資計画は1兆3700億円、 研究開発費は1兆800億円を予定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE